今朝の中日新聞、ウクライナ戦争に絡んで核戦争の危機、原発攻撃、憲法9条、非核三原則等、政治面、特報欄、社説でいつもの持論展開。
意見が盛り沢山なのは良いとして、他のマスコミもそうだけれど、意見が偏ってる。識者の寄稿もお馴染み左傾論者ばかり。
憲法守れ論者の意見だけでなく改憲論者の意見も同じように載せろと思うけれど、狭量偏向新聞だからそんな事はしない。
「与党改憲勢力 ロシア侵攻で 9条に自衛隊を声高」という見出し記事。これに反対する専門家が警鐘を鳴らす。
慣らしてるのは法政大の田中優子名誉教授。TBSのサンモニに出てた人で交代したと思ったら中日新聞が抱え込んでる。
「現行憲法は人類の理想」と小見出し。理想は結構だけれどその前に中国という脅威があるのは見えないんですかね。
「狙われる原発」「ひとたび狙われれば致命的な脅威となる」成る程、じゃ、どうすれば良いんですか。
原発危ないから、石炭CO2出すから、その二つ止めたら役に立たない太陽光か風力か。結論が原発反対だけだからその先に進めない。
9条も含め理想を云うだけなら誰でも、なんとでも云える。でもそれじゃ中国侵略の危機も電力不足も解決、対応出来ない。
社説は
ウクライナーロシア戦争で核使用の危機、日本は警鐘を鳴らすべきだ。しかし核共有の動きが出ている。核廃絶を目指す日本の立場と相容れない。
中日新聞はずっとそういう立場なんだからそう書いてます。その記事中、「日本は福一でメルトダウン(炉心溶融)という苛烈な事故を経験してきた」
この炉心溶融というかなりきついイメージの言葉、中日に限らずマスコミは所々確信犯的に誤解させる用語を入れてきたりする。
3月6日の参院経済産業委員会で自民党青山繁晴議員が質問に立ちこの言葉について言及。
青山繁晴議員は故吉田所長に許可を得て現場に立ち入り状況を確認している。それによれば、
○ 原子炉は壊れていない。
○ 水蒸気爆発ではなく水素爆発。白い煙はほこりと一緒に舞い上がったもの。
○ メルトダウンの一種類ではなくて燃料棒が溶けただけ。
○ (民主党菅直人の過ちで)電源確保をしなかったから冷却が出来ず燃料棒が溶けて床が落ちた。
○ それで一番軽い放射性物質が外に出てしまった。
○ 今福島の森にセシウムは含まれていなくて森は再生している。
危機感煽って原発廃止したい中日新聞だからこう書く。福島の森が再生して放射線は観測されないってのは朝日新聞でも2021年10月に書いてた。
トリチウム水の処理でもそうだけれど、科学的事実を報道すれば風評被害は防げるのにマスコミはそうさせまいと一部切り取りや曖昧表現で事実を見えないようにする。
日本のマスコミが誤発信するから海外のジャーナリストも誤解する。ま、気が付いて反省してる。
FTのコメンテーターで,かつて米国版編集長を務めたジリアン・テットが“What I got wrong about nuclear power”(私が原子力に関して誤解していたこと)と題して書いています。https://t.co/NVbseWG9je
— Hiro Mizukami (@Hiro0510kmr) 2021年11月13日
・・彼女は自分の思い込みを反省するとともに,原子力に関する幅広い議論をするとき,と呼び掛けています。
・・原子力の安全性の懸念を軽視してはいけないが,化石燃料にもコストと危険,再エネのみによる社会の早期実現性への疑問など,いろんな方策のトレードオフを考えるべきと。
・・家計の負担を減らすことも化石燃料依存を下げることに幅広い支持を得るためにはとても重要で,それゆえEUの指導者たちは原子力に軸足を移しているのだと。 ソーシャルネットワークの世界で反対派から厳しい攻撃を受けると思うが,敢えて言う,とのこと。・・
マスコミが偏らず事実を丁寧に報道すれば国民はまともな判断を下し日本のモタモタした政治状況は改善されるのに、ま、でもネットのお陰で少しマシになって来た。