岸田首相がインドを訪問したのは3月19日、20日。 経済分野、安全保障、5兆円の投資目標、加えてスズキの1500億円の設備投資。
安全保障では「自由で開かれたインド太平洋」の実現に向け2+2の早期開催、QUADへの連携も話し合われたけれど本当の目的は対ロシアだろうと誰でも思う。
5兆円の投資、これはあげるんではなくて5年かけての目標。検討する岸田総理が早々に動いたのはやはりアメリカにせっつかれたんだろうか。
記事検索するとインドへ向かうまでの過去記事はあるけれど帰ってきてからの記事は少ない。という事はある程度の成果をマスコミは認めているのかな。
批判も当然ある。
筆者遠藤誉氏は中国問題の専門家、批判的。インドとロシアの深いつながりを挙証し、
・・モディは漁夫の利を「ありがたく」頂くだけで、「5兆円」で1ミリたりとも心を日本に近づけたりはしない。どちら側にも適宜悪い顔は見せずに、バランスを取りながら「中露印」の提携を保っていく・・
これはその通りでしょう。世界はみんな腹黒いしインド人は結構冷徹。アジアの仲間だと甘い感覚でいると足掬われる。
このインド、ロシア関係をもう少し深く掘り下げた解説が青山繁晴チャンネルぼくらの国会・第308回」にあります。
インドの脅威はどこか、中国。そしてパキスタン。ヒマラヤが中国との壁になってるけれど最近中国はこの国境線に侵攻してきている。
パキスタンと中国に挟まれて脅威。しかしその後方にはロシアがいる。ロシアと中国は決して仲が良いわけではない。
ロシアと友好関係を結ぶのは中国牽制の意味合い。同時にQUADで米、豪、日との関係も結んで保険をかけておく。
したたか、というよりも、どう転ぶか判らない世界情勢の中で大国と云われてもまだ途上国であるインドにとって必死の安全保障対応なんでしょう。
ウクライナみてりゃいつ何時、どんな理由で攻め込まれるか判らない。弱肉強食、油断してたら命、財産、国土、国家、歴史まで奪われてしまう。
それが今まさに目の前で展開されている。インドもしたたか、でもそれは当たり前の事であって、9条で平和が来るとやってる日本が甘過ぎ。
誰だって平和は望むところだけれど、民族、宗教、貧富、争いのタネは尽きない。
・・アルメニアと、隣国アゼルバイジャンの係争地をめぐって、双方が停戦合意を破ったと非難する事態・・
ナゴルノカラバフ紛争の再開にロシアが心底困り果てていると判明、周辺国に自制を訴えまくっている (U-1NEWS)
一筋縄ではいかない 重層的に絡み合った世界情勢 サクラ見て平和だなぁとNHKニュース、しかし世界は一触即発。
野党は相変わらずボケてるし、
自民党にもおかしなのがいる。宮沢外交委員長の発言「自民党内で核共有議論は終わりました」
自民・宮沢国防部会長「核共有は日本にはそぐわない」「唯一の核被爆国として核廃絶を主導する責務がある、その理想、夢は絶対に捨ててはいけない」 (保守速報)2022年03月29日
この人単に平和ボケなのかそれとも自民党に潜り込んだ確信犯なのか。岐阜にも野田聖子なんて変なのいるしなぁ。