晴れたり曇ったり

毎日空を見て暮らしています。良い天気の日もあるし曇ったり荒れたりする日もあるし、日々繰り返し。

防衛費 増額すべき 57% サイバー弱者の日本

 ウクライナという国がロシアに侵攻されて都市、国土を破壊され戦闘員ではない市民が殺害されている。そうした現実を目前にして国防に関する公明党代表の発言。

 山口代表「これまで概ね1%の枠があり、現実には1%以内で納める事が多かった!これを急激に増やす事は何処から財源を見つけるか?いう点では非常に困難な状況がある!」 

 これは単にお花畑平和主義的発言ではなくどこかの国に忖度してる発言でしょう。どこかはよく判らないけれど公明党は昔から中国との友好を第一に掲げていますね。

 ウクライナへの理不尽な侵攻をうけて産経新聞とフジテレビの行った世論調査では、防衛費の増額をすべきという回答が57%あったという結果が出ている。

 防衛費「増額すべきだ」57% ウクライナ侵攻で関心高く  (産経新聞)2022/4/18 

 今まで如何に日本は浮き世離れした平和論に浸っていたかをこの戦争は知らせてくれた。遠く離れた戦争ではなく日本には中国というロシア同様のヤクザ国家が目の前で隙を窺っている。

 公明党だけではなくて他の野党も同様。自民党内にも媚中勢力はあって日本の危機に鈍感。

 というより判ってて日本の防衛が自立し強固なものになるのを足引っ張ってる気配もある。

 

 そんな中自民党内の外交部会、安全保障調査会といった勉強会では真摯な議論が行われている様子。マスコミは報道しないから今まで伝わってこなかった事が今は関係議員の発信でその内容がわかります。

 そのうちで特に発信力のあるのが青山繁晴議員のサイト。報告記事と併せ「ぼくらの国会」という名のYOUTUBE。その第321回配信。

 部会長の小野寺五典議員が米軍の元米国国家情報長官・元太平洋軍司令官のデニス・ブレアー氏に出席を依頼。

 ここでの青山議員との直接討議、かなり日本の危機を深く掘り下げた意見のやり取り。偏向マスコミには到底報道出来ない深刻かつ喫緊の中身。

 これは視聴しておくべき動画、青山議員、政治家として全力で現下の平和ボケ、国家危機に立ち向かってますね。

 しかしこれだけ能力あるんじゃ嫉妬されて足も引っ張られるな。事実、某元防衛大臣経験者に提言を否定されたと云ってます。めげず頑張ってください。

 

 大事だと思うところ。ブレアー氏の発言要約。

○ ロシアの侵攻をアメリカは察知していた。一旦引き上げた戦車隊を罠だと見誤らなかった。何故か。サイバーチームがすべてを把握していた。

○ これ迄アメリカサイバーチームは中国、北朝鮮に負けていた。何故か。防御対応だけしていたから。攻撃的に相手の中に入っていかなければ負け。

○ 専守防衛でサイバーをやると、まったく話にならない。日本は極端にそこが弱い。

○ そこをきちっとやれば信用されているから、6アイズ、AUKUS(米、英、豪安全保障協力)に入れる。

 
 ブレアー氏への青山議員の質問

(1)サイバーの能力を上げたら対等な日米同盟に変わるのか。

(2)GHQが内務省を潰したけれどサイバー対応をするため内務省を作るとしたらアメリカはそれを支持してくれるのか。

(3)日本はバイデン大統領の判断にショックを受けている。いざとなったら中国、ロシアに核攻撃を受けたら守ってくれるのか。

 

 ブレアー氏の答え 

(1)日本はサイバーの能力を上げたら6アイズにもAUKUSにも参加出来る。

(2)日本は主権国家なので自らのあり方を自身で決められるし決めて良い。

 (いや支持してくれるかどうかを聞いている)
 日本は友達です。(支持してくれるとは云わなかった)(彼は現役と同じ影響力を持っていると感じた)

(3)米国人は日本に沢山いる。核攻撃を受けたら米国人数千人が死ぬ。核攻撃を受けたら大統領が誰であれ必ず報復する。

 (日本が核を持とうとした場合については)

 日本の技術をすればすぐに核を保有出来る。しかし、慌ててやる必要はない。

 

  まとめ

 サイバー部隊の設置、強化をしなければいけない。官邸に統合したサイバーセキュリティ部隊を置いて、そこに必ず制服の自衛官を置く事。その関連法案を出すべきだ。

 サイバー攻撃で電源が落ちたら戦う前に中国軍に占領される事になってしまう。このブレアー氏の証言を正面から真っ直ぐに受け止めなければいけない。

 

 矢継ぎ早にアップするこの動画(青山繁晴チャンネル☆ぼくらの国会)は日本の課題をズバリ指摘し具体的方策を提案してくれます。 

 ここにあります。

 青山繁晴の道すがらエッセイ/On the Road