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沖縄復帰50年 平和な沖縄へ向けて 知事が建議書  

 今朝の中日新聞、NHK、共に沖縄の復帰50周年を大きく取り上げています。中日新聞は数日前から連載。

 中日新聞11日付けの記事、沖縄県知事が今月15日の日本復帰50周年を前に「平和で豊かな沖縄の実現に向けた建議書」というものを岸田総理を手渡した。

 「辺野古断念 首相に要求」と2面政治面のトップに見出し。首相に「要求」とはおだやかではない。沖縄県知事、偉いんですね。

 読んでくと、岸田首相と会談し建議書を手渡したと書いてある。東京新聞の記事を見較べると山口哲人記者の署名記事、同じだけれど中日には建議書の内容がない。

 東京新聞の見出しは、”沖縄・玉城知事が首相に「新たな建議書」” 東京より中日の方がキツい見出し。

 地方の時代とか地方分権とかお題目云ってるけど、地方は国の一部であって国を差し置いて好き勝手に自治が出来るわけではありますまい。

 地方が勝手に動き始めたら国としてのまとまりが壊れちゃう。ま、こんな建前云わなくても沖縄は判ってて国に楯突いてるんでしょう。

 

 要求見ると「米軍は出て行け」というのはありませんね。そりゃ米軍基地で喰って人も多いんだから出て行かれたら困る。それにウクライナ見たらさすがにそんな絵空事は云えない。

 中国の沖縄侵攻は否定出来ないから米軍の存在は重要な安全保障。その上でごねるのは条件闘争、基地負担分の手当もっと寄こせっていう事なんだと思っちゃう。

 岸田総理もそれ判ってるから適当にあしらって「読ませて貰う」って。一応そう云っておかないと翌日マスコミに叩かれるからそれでお帰り願う。

 こうやってゴネてる所為で辺野古移設は遅々として進まないし、危険だと自分たちで云ってる普天間基地はそのまま。それで県民は沖縄の現況にどう思ってるのか。

 今朝のNHKでは現地中継、普天間基地背景に「世界で一番危険な基地」とやるけど、だったら早く移転させれば良いのにごねるから進まない。

 6時半の前半ニュースでは世田谷の小学校で沖縄問題の授業を30年前からやってると取材録画。小学生に沖縄は基地を押しつけられていると云わせてる。

 地政学的に、かつては冷戦という時代構造の中で、今はまさに中国の台湾侵攻危機という状況下で沖縄に基地があるのは残念ながらやむを得ない。

 一日も早く基地のない平和な沖縄を望むと、基地で働いてきた老人の発言。そう思いますが厄介な相手がある事だからすぐにはそうならない。

 中日もNHKも沖縄が片務的に負担を強いられていると沖縄問題を描くけれど、そうならざるを得ない相手、中国の事には触れませんね。

 

 

 

 朝日新聞沖縄タイムスの調査でもこの結果。台湾有事に不安を感じてるしだから米軍の存在が日本の安全保障に必要と感じている。

 下側の米軍基地の今後、毎日新聞琉球新報の調査と見較べるて、やはり変化は出ている。

 だけど沖縄の基地代替えに例えば岐阜に持っていたとして、岐阜には飛行場があるし戦後、朝鮮戦争時には米軍が進駐してた。

 でもここじゃ尖閣は易々と盗られてしまいますよ。その先は沖縄侵攻。いや侵略しなくてもデニー知事以下諸手を挙げて迎え入れるんでしょうか。

 台湾はそれからの方が簡単に出来ちゃう。沖縄の人達のご苦労は察するけれど悪どい中国が狙ってるんだから基地は沖縄の守護。

 でも調査結果見たらマスコミが嵩に懸かって基地の存続を含めた沖縄問題に反政府キャンペーン張っても実情は理解してますね。

 内攻めるよりマスコミは外の中国を批判したらどうなんだ。沖縄問題は中国の横暴に対する日本の備えでしょ。且つ台湾への備え。