この季節、八百屋やスーパーの野菜売り場に近づくと独特の匂いが漂ってきます。臭いとせず匂いとしたのは好ましい匂いだから。
この匂いがし始めると初夏だなぁ、今年も買わなきゃと思って近づく。更に匂いは強くなる。「ラッキョ」「らっきょう」「辣韮」漢字で書くと強烈な字面ですね。
確かにあれは強烈だ。だから甘酢漬けになったラッキョウは気にならなくても野菜売り場に漂う匂いを嫌がる人も居るんじゃないかな。
以前は八百屋さんといえば開けっ放しの土間に台を置いてそこに野菜並べときゃ良かったけれど最近町内の八百屋さんも減って、もっぱら買物はスーパー。
スーパーは開けっ放しの空間とは行かないからあの匂い嫌いな人に気を使えばラッキョウは肩身が狭かろう。その所為かどうか、パック入りのラップを巻いた1Kg入りばかり。
八百屋さんの頃は、砂付きの、大箱に入ったのかから、こちらは沢山いらないから500グラムなんて量り売りで買えたけどもう強制1キロ販売。
今年は見てたらどこのスーパーへ行っても1キロ980円の値が付いてる。ちょっと高いんじゃないのって思いながら少し様子見て、ある所で700円位のパックを見つけ購入。
いつも家人の後ろについてスーパーへ行くんですが、勝手に品物を買物籠に入れるとその都度にらまれる。蕗とか1パック100円ちょっとのイワシとか、料理に面倒なものが多いもんだからヒトコト云われちゃう。
そういう面倒なのは調理担当は私になって、料理するの嫌いじゃないからめげず買物籠に投入。それで少し安かったラッキョウ、安かったのは小粒だったから。
小さい方が食べ易くはあるんだけれど皮剥きの掃除が大変。ラッキョウは家人も嫌いじゃないから掃除を手伝う。黙々と40分くらい掛かりましたか。
皮剥けたら水で洗って水切ってから塩。これは適当、よく混ぜてそのまま放置。これだけの事です。うちのラッキョウ生に塩しただけの料理。
その日の夕飯から食べ始め。カリカリ、ヒリヒリ、強烈な匂いさせながら、辛いなーと云いながらビールのつまみ、ご飯の友。せいぜい10粒ほど、毎晩ラッキョウを楽しみます。
2,3日たって少ししんなりした位からがなお美味しい。これこの季節毎年の楽しみ。