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財務省高官 電車内暴行事件 鬱屈があったみたいで

 財務省の高官が電車内で暴行という事件、中々に奥行きのある事件の様で、財務省コントロール下の既存マスコミは伝えない中身をネットは教えてくれる。 

 今の政治状況、政治構造を理解する上でネットの解説、成る程なぁ。財務省の云いなりに国の借金1000兆を喧伝したマスコミには到底書けない内容。
 

上記「テレビがやらないニュース」さんを見てるんですがここに高橋洋一と須田慎一郎の動画、判りやすい。高橋洋一は現代ビジネスにも寄稿。

 

  

 

 自民党内での財政積極派と財務省が後押ししてる財政健全化推進派との攻防。このままでは日本経済が沈んでしまうと危惧する財政政策検討本部(本部長:西田昌司、最高顧問:安倍晋三

 この設置を見て財務省は慌てたんでしょう、すぐその後に財政健全化推進本部(本部長:額賀福志郎、最高顧問:麻生太郎)を対抗させ立ち上げる。

 

 ここで党内それぞれでの議論を経て参院選に向け骨太の方針を決定し自民党としての公約作りに向かう。この時期に党内分裂した印象を与えるのはマズい。

 そこで両派の安倍元総理と麻生元総理が摺り合わせ、お互いの云い分を飲んでまとめに入ったんだけれどプライマリーバランス固執する財務省が2025年度の黒字化目標をコッソリ押し込んだ。

 これに財政積極派が憤慨し両者の調整は壊れその後、方針の決定は本部長預かりとなった。財務省側の責任者が今回事件を起こした小野総括審議官。

 決定に至らなかった5/19の明けて20日深夜、本来なら公用車で帰宅するはずの審議官が酔って電車で帰宅途中にこの騒動が起きたというあらまし。

 

 三橋貴明のブログによれば、

 ・・要は、財政政策検討本部が、「PB目標を破棄または目標年度の延期」を提言しようとしたところ、麻生の横槍で「カレンダーベースでの目標設定が、政策の選択肢をゆがめることがあってはならず、十分に検証する」と、譲歩した。

 ・・にも関わらず、財政健全化推進本部が、「財政健全化の旗を降ろさず、これまでの健全化目標に取り組む」と、今まで通りのPB目標を提言してきたため、路線対立が決定的になった、という話。

 
 高橋洋一によれば麻生、安倍元総理間に対立はなく岸田、財務省間との対立。岸田総理は財務省の云いなり、だからか岸田総理の支持率は下がらず上がってる。

 財務省の云いなりマスコミの世論調査だしあまりアテにならない。こんなの見てると国を動かしてるのは政治家と云うより官僚、突出して財務省のコントロール下にあると思えちゃう。

 
 しかし財務省はなんでこれ程までにPB、プライマリーバランスに拘るのか。デフレ下で経済沈下の日本には国債を発行し国の音頭でインフラ投資等景気浮揚策が必要だと各方面の声があるのに財務省は頑な。

 国債発行による、帳簿上でしかない赤字では国は破綻しないと、そりゃそうだ、30年前の赤字国債の数字、

 日本の政府総債務残高

 1992年     336兆円

 2022年    1462兆円

 赤字国債が増えると財政破綻するといってたけれど4倍超に増えてる。それで現在財政破綻などしていない。

 緊縮財政やってないで景気浮揚策取って税収上げ赤字減らす。こっちの方が説得力がある。国民も助かる。

 償還期限が来たら借り換えすれば良いという声もあるし、このあたり経済音痴にはよく判らん。

 

 ひょっとして財務省お役人も経済の事よく判ってないんではないか。案外、財務省OBの決めた事を後輩が弄るわけにはいかないだけだったりして。

 高学歴のプライドの塊ですから低学歴政治家に云われたくない。正論かも知れないけれど変えるわけには行かない。

 習近平がゼロコロナ打ち出して無理筋と判っても皇帝の云う事に逆らえないから都市閉鎖して困ってる中国にも似てる。メンツとプライドで回りが迷惑。