晴れたり曇ったり

毎日空を見て暮らしています。良い天気の日もあるし曇ったり荒れたりする日もあるし、日々繰り返し。

電力不足が叫ばれているのに、何故、日本の原発は動かないのか?

 昨日当地昼過ぎの気温、ベランダのメダカ水槽の脇に掛けた温度計、36℃。開け放した室内温度34℃。風があったからまだ過ごせたけれど6月30日の気温としては季節がずれて異様。

 メダカに陽は当たらないけれど小さな水槽で水量も少ないから幾分かでも涼しくなるよう小型扇風機で風を送り、少しさざ波が立って、水温27℃。

 テレビでは(私は見ないけれど家人がほぼつけっぱなし)酷暑とその対策、福島の火力発電が停止、その後復旧のニュースをやってたようでこの先の電力不足は喫緊の課題。

 政府は相変わらず節電を云うけれど、罰則付きなどと情けない事云ってるけれど、やる事は一つでしょう。原発の再稼働。それとてすぐに動くわけじゃない。

 それでも今冬の電力不足を想定し早々に準備すべきなのに動かないのは、それが出来ないのは、何なのか。

 民主党から自民党に移り雑巾掛けをしながら発信してる細野豪志議員のツイッター、 

 ・・本来はこういうトラブルがあっても安定的に電力を供給できるシステムを構築すべきだが、電力会社にその余力はない。ここまで来ると、これまでの電力自由化のあり方そのものを見直す以外ないだろう・・

 加えてその前にやる事があるでしょう。次世代の党所属の国会議員として活躍してた頃から注目してた杉田水脈議員のツイッター、 

 

 ・・電力不足が叫ばれているのに、何故、日本の原発は動かないのか?自民党の中でも原発を動かせという声が大きいが、一向に稼働する方向に行かない。何が原因なのか?

 ・・原子力規制委員会がガンだ。特にその会長の姿勢。(←激しい反原発である)原発を再稼働させないことが、原子力規制委員会の独立性そのもの。故に威圧的で反発的で重箱の隅を突き、毎回言うことが違う。チェルノービリのアンチ反応だ。

 
 この人はこういう直球を投げるから素晴らしい。同時にその直球故に都合の悪い人達に目を付けられ嫌がらせや脅迫も受けてる。でも誰かが最初にまず云わなきゃ事は動かない。

 原発の稼働、実は多くの人が思ってる事なんだけれど目立ってマスコミあたりの標的にされるのがイヤで黙ってる。それでも昨日朝のNHKニュースで経済同友会の櫻井委員長が原発の再稼働に言及してましたね。  

 ・・電力不足について、「安全を確認できた原発の再稼働を今以上に進めないといけない」と述べ、原発の再稼働を急ぐべきだとの認識を示した・・

 

 それでも再稼働は中々動かない。その理由は、

 

  ・・わが国の原子力政策を決めるのは政府であり、原子力規制委員会ではない。

 ・・だが現状は、ほとんど国民の支持を失った民主党菅直人政権の残した規制委の独断がまかり通ろうとしているかのようだ・・

 

 政治が決断すべき事を民主党当時に作られた第三者委員会が妨げている。

                                                             資料8 再稼働をめぐる原子力規制委員会の役割について

    (民主党野田政権党時の資料)

 https://www.pref.gifu.lg.jp/uploaded/attachment/41401.pdf


 誰もが責任を取る事を恐れてる。「万が一」を恐れ一歩踏み込めない。規制委員会も建前云ってりゃ良いから現状の電力不足に関しては政治マターだと傍観してりゃそれで済む。

 となると政治が、政治家が責任を引き受けて再稼働の判断をするしかない、その際には国民のバックアップがあれば政治も動きやすい。

 こういう時にこそマスコミは世論調査とその結果を報じるべきなんだけれど、反原発で反CO2が格好良いと思ってるオールドメディアはそっち方向への加勢はしませんね。

 かくて電力不足は今冬も同じ節約のお願いでズルズル綱渡りのままなんでしょう。危機を前にして決断出来ない政治はダメですね。

 もっとも責任を取らない官僚が牛耳ってる政権であれば致し方ない。責任を取らない官僚は、規制委員会も含め、政治をコントロールしようとしちゃダメでしょう。

 

 それでも、岸田首相は、原子力発電所の再稼働について「審査の迅速化を着実に実施していく」とG7で発言。少しずつ進んでる。一気にとはなかなかいかない。
 

 するか、しないか、口だけに終わるか、回りとの調整を重ねて実行に移せるのか。

 

 オッと、参院選岡山選挙区の小野田紀美議員が原発再稼働の声上げてますね。この人は男前だなぁ、いやぁ女の方が度胸がある。

 小野田氏、原発再稼働訴え「節電して熱中症で倒れたら意味ない。稼働していない原発で電力供給する。それで叩かれるなら、それは私たちの仕事」

  

 細野豪志杉田水脈小野田紀美、こういう国会議員が増えて欲しい。というより国民が選挙で増やさないといけませんわね。

 

 

 民主党政権が作った原子力規制委員会が電力行政を牛耳ってる。政治を超えて第三者委員会が暮らし、経済の浮沈を決める。

 この第三者委員会が日本学術会議の様に共産党シンパに牛耳られたら原発の再開は不可能。

 第三者委員会は公正の様に見えて人事を弄られたら危うい。国民が選挙で選んだ政治家の決定より規制委員会のこの人の判断の方が上位に来るのか?

 

 多分この人は職務に至って忠実なんでしょう。だから厄介。この規制委員会の建て付けがおかしい。

 政治はこれを修正し官僚ではなく政治家がまつりごとの判断、決断、責任を負う様にすべきでしょう。

 でないと日本はいつまでもズルズルと電力不足、電気代高止まりのままで暮らしにも企業経営にも負荷が掛かって電気代の安い中韓がほくそ笑む。やがてすべて奪われる。