今朝の中日新聞、木曜日だから週刊文春、新潮の広告。自民党と統一教会の、闇とか、深淵とか、ズブズブとか、深い関係を暴露する記事が満載。
統一教会が政治に入り込んできた経緯をみれば、東西冷戦で西側は共産主義の侵略に神経質になっていた。韓国はその防波堤と位置づけられ日本はそれ故にわがままを大目に見ていた。
統一教会・文鮮明教祖が1968年に勝共連合を韓国、日本で設立。反共、憲法改正、スパイ防止法を掲げているから保守政治家がこれに賛同。
ただ文鮮明は北朝鮮にも近づいていますね。同じ朝鮮民族だから単に反共で判断してしまうとワケが判らなくなる。もとより政治的信念が教会の基幹じゃないから情勢が変われば変わる。
それで自民党の反共の保守政治家たちがこれ迄関わりを持ってきて、かつ勝共連合は押しかけ政治ポランティアをしてたらしいから、共産党や公明党のようには組織的協力者がいない候補者はそれを有り難く受け入れてた。
こないだの参院選でうちの近くのポスター掲示板、NHK党だけ張られてなくて、最終日あたりでやっと張られてた。あれは張ってくれる手が足りなかったんでしょう。
政治活動でも選挙活動でも、細かく見てけばいろんな人の協力で成り立ってる。人手が足らなきゃ動けない。そこを勝共連合は見て積極的に手を差し延べた。入り込んだとも云える。
入り込まれたらその後、もう要らないとは人の良い日本人は云えない。恩義に感じて求められれば祝辞くらい出すでしょう。そこが甘かったと云えば甘かった。
安倍総理と統一教会の関係が週刊誌広告の見出しに大きく出てるけれど、戦後レジームの見直しを掲げる安倍総理にとって北に接近してる統一教会は警戒すべき対象。
事実有田ヨシフだって距離を置く安倍総理の姿勢をコメントしている。ただこれ迄の経緯からスッパリとは切れない。その辺りの曖昧部分を拡大しアベ批判に使うのは姑息。なんだけど、これはいつものマスコミの手口。
中日新聞本紙、社説で「旧統一教会 政治への関与究明せよ」わざわざ岸信夫防衛相の写真載せてますね。あざとい。最後に「各党は政界の暗部とも云える教団との関係を包み隠さず国民に明らかにすべき」と結んでます。
そうですね、やれば良い。野党も与党も、公明党と創価学会、立憲民主党と立正佼成会、まだ他にも政治に関わってる宗教はあるでしょう。
と云うより関わってない宗教なんて無いじゃないんですか。マスコミは口だけ能書き云ってれば済むけれどこれは下手な手の入れ方すると大混乱必至。
だから少しずつやるしかない。今回は折角巨額お布施の実態が露わにされたんだから、手始めにそこから手を付けたら良い。一番良いのは税金を課す。
教団に入ってくるお金の可視化。どこも豊かそうだから財務省も税収が伸びて宜しいんじゃないんですか。いずれにしても政治と宗教はややこしい。
丁寧に整理をして問題点を挙げていかくしかない。この中日新聞の社説や他の記事は自民党下ろし、安倍下ろしが目的だから本質を突いてない。