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普天間のある宜野湾市長選は現職再選 辺野古容認派

 NHK昨日朝のニュース、玉城知事の当選を解説する中で、先の参院選に続き自民党支持候補の敗北と云ってたけれど、それって27万4235票対27万1345票で野党支持候補が勝った件ね。

 解説記者の口ぶりから大勝かと思ったらギリギリの接戦、ひょっとしたらひっくり返ってた。知事選NHKは早々と玉城当確を打ったそうだけど、出口調査で結果は判ってたとしてもありゃ圧勝を印象付けるための小細工なんじゃない。

 あんなに早く当確打たれたんじゃ選挙事務所に詰めてる関係者は心折れるよね。心折れさせたいんでしょう。33万9767票対27万4844票。佐喜眞候補頑張ってるじゃないですか。

 前回2018年は尾長知事が任期途中で亡くなって弔い選挙。ここで玉城デニーと佐喜眞淳の同顔一騎討、39万票対31万票で玉城知事誕生。投票率は前回63.24%。今回57.92%。

 玉城知事が圧倒的とはいえない。勝ったって浮かれてたってこれまでの政治実績見れば辺野古反対以外大した事やってないし、政府に喧嘩売ったんだから県政運営厳しくなりますわね。

 カチャーシー踊ってる場合じゃないでしょう。それと同日選で佐喜眞候補が元職だった宜野湾市長選挙、NHKは何でか報じなかったけれど自公推薦で辺野古移転容認の現職が勝ってますね。 

www.yomiuri.co.jp

 
 毎日新聞沖縄県知事選記事、NHKと同じ事云ってる。 

mainichi.jp

 

 さて休刊日明けて今朝の中日新聞、社説に沖縄県知事選結果。「辺野古反対 民意に向き合え」 

www.chunichi.co.jp

 

 上機嫌で玉城デニー知事がカチャーシー踊ってる写真付き。・・選挙の結果辺野古移転に反対する民意は明らかだ、政府は誠実に民意に向き合い計画の見直しに着手すべきだ・・って云ってます。

 ご丁寧に最後の方で・・中国が軍事的圧力を強め、台湾進攻も指摘される中、日米安保の抑止力を損なう事にならないか・・って、まぁアリバイ作りなんでしょうけれど白々しい。

 元々はマスコミが総出で自民党を叩いて誕生させた民主党政権の「少なくとも県外」という鳩山発言が混乱のもと。思い付きで喋った事が12年以上たっても後を引いてぐずぐずしてる。

 あの不用意な発言がなけりゃ今頃世界一危険と云われた普天間基地の移転は済んでた。もとを正せばマスコミスクラムが原因。あの時の叩き様、今も統一教会でやってるけど、酷かったねぇ。

 それで中日新聞辺野古移転阻止は良いとして(良くないけど)普天間はどうするんですか。今もそのまま基地使用中。米国に代替え案の検討を呼びかけろって云ってるけど中国の軍事圧力があるんでしょ。

 野党と一緒でケチつけるだけで対案、代替え案は用意しない実に気楽なお仕事。こうしてグダグダが続いて喜ぶのは中国、沖縄県民も領海を脅かす中国船が毎日来てるのに危機感無いんですかね。

 と云っても選挙の結果。中日社説では「大差で再選」って書いてるけど、33万票対27万票、つまり55対45。大差には思えないし移転容認派もしっかり存在してる。

 多数決だから県知事は玉城知事。沖縄地方行政頑張って下さい。でも国防に関しては政府の専管事項。対中政策で足踏みさせられるけれど、何かあった時県民を助けるのは政府であり自衛隊であり米軍。