晴れたり曇ったり

毎日空を見て暮らしています。良い天気の日もあるし曇ったり荒れたりする日もあるし、日々繰り返し。

安倍最長政権なぜ生まれた? 

 今朝も今朝とて中日新聞は、思いっきり左に寄った論説、記事であふれてる。毎日毎日こう続ければ、テレビやラジオ(これが結構馬鹿にならない)新聞記事を無批判に受け入れている層は左に傾く。

 テレビでは、例えばテレビ朝日の「サンデーモーニング」そこに出演する顔ぶれ見れば常に左層。レギュラーみたいな青木理とか、よく出る姜尚中

 保守系コメンテーターの顔ぶれは皆無。司会の関口宏も左だから番組終わればアベ批判に自民保守批判ばかりが頭の中に残る。

 それを意図してるんでしょう。毎回毎回中日新聞の悪口ばかり書いてると毒気に当てられるのか嫌になる時もあるけれど、めげずオカシナところ拾ってみます。

 

 今朝は「考える広場 論説委員が聞く」という紙面2/3(1/3は広告)を使っての意見記事。見出しは「安倍長期政権はなぜ生まれた」

 それは「野党結集を拒む構造」だからなんだそうです。聞く相手は境家史郎東京大学教授。そんな高学歴識者の云う事に逆らうのは恐れ多い事だけど変と思う所もある。

 記事中、

〇 与野党ともに基礎票は減ってる。無党派層を掴むのが今の政治のポイント。

〇 その無党派層を活性化させなかったから投票率が低水準の中で安倍政権は連勝。

〇 政権批判の受け皿を分散させた。野党を分断する手段が奏功。

〇 憲法改正を執拗に訴えた事、イデオロギー的な問題が争点だと野党はまとまれない。

〇 民進党希望の党の合流が出来なかったのは、小池知事が憲法、安全保障で民進左派を排除したから。
 

 安倍総理はそれが野党を結集させない効果と判ってたんだそうです。続けて、日本人の憲法に対する意識について、同教授が論文発表の際に行った意識調査で二つの考え方を提示。

 

 A 憲法はあくまで国の理想の姿を示すものだから、政府は現実の必要に応じて憲法の文言にとらわれず柔軟に政策決定すべきである。

 B 憲法は国家権力を制限する具体的ルールであるから、政府は、現実の必要があるとしても、憲法の文言上許されない政策を採るべきではない。

 

 Bは立憲主義、ところがAは48%、Bは34%。Bのうち厳密な立憲主義者は11%。云い換えれば90%近くが「憲法の文言上許されない政策でも時に実施すべき」と考えてる。

 だから日本人は「非立憲的」だと云ってる。だけどこれ、設問がまずおかしくないですか。A、Bとも憲法は変えられないものとして設問してる。

 もう一つ、Cとして、「憲法は現状に合わないから時代に合わせ変えていくべきだ」という設問を加えないと答えられない人もいる。

 Cがあったらどうなんでしょうね。「当たり前の事ではないか。Cだ」が多数となって論文を書く目的から逸脱してモノにならなかったりして。

 

 結局この記事は改憲阻止、アベ批判を目的の企画記事でしかないんだけれど、最後に、・・憲法という争点を日本の政治からなくさない限り、野党はまとまれません・・

 なんだ、要するに憲法改正はさせたくない。それを云ってたら野党の目が出ない。だったら改憲を云うの止めようぜって事なんだ。

 つまらん記事だなー。Aの設問中にある・・現実の必要に応じて・・「憲法を変えれば」良いじゃないですか。現実はヤバイんだから。

 中国、北朝鮮の核の脅しという国防の危機を目の前にして、云ってる事はどうしたら政権交代出来るんだろうって、アベ批判を繰り返したって現実見ないんだからやっぱり勝てないでしょう。

 中国、北朝鮮に加えてウクライナに無茶な侵攻するロシア見てたら自分の国は自分で守る事が大事なのはみんな感じてる。なのにそこがスッポリ抜けちゃってる。