今朝の中日新聞、「中日春秋」という1面下にあるコラム、貧乏暮らしだった詩人山之口獏の口を借り質屋通いにも庶民は借金の羞恥ためらいがあると書いて政府の29兆円予算を批判してます。
禁じ手を使った財務省に禁じ手で返したという自民党萩生田政調会長の4兆円プラス攻防は、久し振りに官僚主導から政治主導の力技を見せて貰い胸がスッとした。
中日新聞コラム子は財務省の意を体しているのか4兆円増えたのがお気に召さない。
・・先進国最悪の財政状況でさらにさらに負債を増やして大丈夫なのか。財務省の当初の予算はまだ控えめだったが岸田首相や自民党が尻を叩き一夜で4兆円増えた・・
・・中身より額ありきに見える。英国では減税方針に不安が高まり政権は倒れた。他山の石とすべき・・
物事を単純化して比較するのは判りやすいけれど都合の良いところだけ引っ張ってくると落とし穴もある。ここでは個人の借金感覚を国家のそれと比較して陥穽がある。
その事は財務省のプロパガンダ「国の借金一千兆円」で破産する、ハイパーインフレと云われながら未だ何ともない事で論破。
英国の場合は、高橋洋一の言によれば、一番大きな問題はEUからの離脱。経済圏を他に求めざるを得なくなって今苦しんでる。
減税しても増税しても批判は出てしばらくはじっと我慢するしかないという見立て。スナク新首相となって即光明が見えるわけではない。
それを日本の4兆円増予算と並べるのは乱暴。だけど倹約・勤勉な日本国民が読めばそうだって思ちゃう。実際のところは、国家が倹約すると経済は落ち込む。
日本の場合それが30年間続いてデフレから抜け出せず低迷。自民党が景気を良くしようと積極経済政策をぶつと財務省が「借金が―」と緊縮のブレーキをかけて這い上がれない。
この辺の事、経済の事なんて良く判らないけれどネットが色々教えてくれるもんだから受け売り。高橋洋一の動画は政治の裏も解説しながら経済の事教えてくれます。
トラス首相が辞任した背景については、