昨日の政治ブログランキング、上位三つ、「新世紀のビッグブラザーへ」「正しい歴史認識・国益重視外交・核武装実現」「パチンコ屋の倒産を応援するブログ」。
3ブログともテーマは「萩生田政調会長の発言」、防衛費の財源確保、増税ではなく国債を充てる。償還60年ルールの廃止に言及した事を取り上げてる。他にも多くのブログが言及。
財務省が一番触れてもらいたくない部分。これまで30年以上にわたって「国の借金1000兆」と国民をミスリードして来たのにそれが無力化されてしまう。
借金があるから、赤字だから増税だって云う理屈が使えなくなっちゃう。だから本当は財務省だって判っている筈なのに国債を防衛費に充てる事には触れないでいる。
でもみんな気付き始めた。国の借金ではない、それが証拠に30年前から借金が増えているのに日本という国は全く破綻しないでいる。
なんでか、借金じゃないから。この事を繰り返し発信して来たのは三橋貴明。多分あれ財務省の差し金だと思うけれど(個人の妄想)嫁さん殴ってDVで手錠掛けられた映像を撮られテレビで晒し者にされた。
でもめげずに財務省に歯向かって経済の事。お金の事、日本を守る事を発信して来た。2008年にブログ始めてるからもう15年目に入ってますね。
さて防衛費の財源について、増税か国債か、岸田総理や宏池会は増税を目指してる。後ろで振り付けてるのは財務省。
12月12日の読売新聞に奇妙な、判りにくい記事。
・・自民党税制調査会は、防衛力の抜本的強化に伴う増税について、2024年から段階的に実施する方針を固めた・・
マスコミのニュース読んで理解してた事は、
〇 2027年度以降不足する約1兆円強の財源について税制への協力をお願いする。
〇 2027年度以降、毎年度約4兆円の追加財源の確保が必要として、そのうち3兆円分は歳出改革や決算剰余金の活用などで賄う。
〇 残り1兆円について税収を当てる。
〇 2023年度からの増税は見送る。
〇 具体的な税目や時期については与党の税制調査会で検討するよう求めた。
これは産経新聞の記事、だけど12月9日の記事から3日たったら2024年から段階的に実施となってる。なんだって!
これは政府と云うより財務省のレクチャーかな、読売新聞には財務省の元高官が天下りというか再就職してるしこの記事は財務省の意向が働いてるんでしょう。
それにしても姑息だね。すぐにはやらない、検討するだけって云っておきながら岸田総理が増税を決め国債は充てないと云った途端「24年から段階的に実施」って、国民を馬鹿にしてる。
やっぱり読売は24年度から段階的に進めるという記事書いてる。日テレだけど、
・・増税はいつから行うのか。急に増税となるとショックが大きいので、来年度は増税せずに、再来年の2024年度から段階的に増税をしていく方針です・・
今朝の中日新聞でも、「防衛財源 3税で調整」「24年度以降段階実施」判りにくい曖昧な表現でなし崩しを狙ってるね。
記事よく読むと、
・・岸田首相は、防衛力強化に向け27年度以降に必要となる毎年度約4兆円の追加財源のうち、1兆円強を税制措置で賄う方針を表明してる。
・・記者会見で「個人の所得税に負担が増加するような措置は取らないと説明したが、復興特別所得税の転用・延長により事実上の増税になる公算が大きい・・
高市早苗大臣はもちろん増税反対だけど、仲間外れにされて財務省と官邸だけで話が進んでいる事に抗議し、来年末まで時間をかけて協議しろと云ってる。
拙速と云うより財務省は増税という実績を作ってしまい不足分は追々税の増額を進める腹積もりなんでしょう。徹底して国債発行はさせない。
あれ!今朝の読売新聞、自衛隊の施設整備に建設国債という記事。反発が大きすぎたのか方針大転換とある。国債で充当出来るじゃないか。
・・自衛隊の施設整備費の一部に、建設国債を活用する方針を固めた。2027年度までに計約1・6兆円を充当する。
・・税制措置では、法人税や復興特別所得税、たばこ税を充てる方向で調整を進めている。24年度からの段階的な増税を目指す・・
政府・自民党内からの反発に岸田総理周辺は「総理は絶対に折れない。ここで折れたら政権が潰れる」って云ってるけど少し折れたね。
それだけ反発が強かった。そしてそれが表に出てるのはネットのおかげ。軽減税率でお目こぼしして貰ってるマスコミ情報だけだったら財務省の云いなりでした。
(おまけ)
高橋洋一(嘉悦大)@YoichiTakahashi
・・岸田首相は国債を否定したが、自民党内良識派は次の質問をしたらいい。
・・ドイツで国防費増のための特別基金の財源は何か。