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補選と岸田政権 辛勝を慢心への戒めにせよとマスコミ

 統一地方選の結果を受けて中日新聞昨日の社説。岸田政権に対し「辛勝を慢心の戒めに」という見出し。 

www.chunichi.co.jp 自民党は4勝1敗でうち3選挙区は辛勝で岸田政権が信任されたと考えるのは早計だ!この結果を慢心の戒めにしなければならない、とお叱り。

 以下岸田政権に対するケチ、文句が続く。曰く、

 ・・敵基地攻撃能力の保有、軍拡増税方針、原発の60年超運転や新設の容認。これらは国民の幅広い議論や国会審議を経てないではないか。

 ・・大企業中心の賃上げはしたけれど物価上昇に追い付かず、物価対策の効果が出ていない。異次元の少子化対策は具体策を欠き

 ・・統一教会との関係解明や政治とカネへの取り組みも不十分だ。(だから)首相は補選の批判票と謙虚に向き合い国民の不信払拭に努めねばなるまい・・

 

 そして野党に対し、野党は課題を残した。特に千葉5区では主要4野党がそれぞれ候補者を立てたから批判票が分散した(バカーッ!)

 4党併せて自民の2倍の票を得ながら敗れたのは有権者への背信行為に他ならない!各党に猛省を促すとともに次期選挙に向け受け皿作りを急げ、ってお怒り。


 ここで思うんだけれど、だったら野党4党合併すれば良いのに。一つになれば自民党を圧倒して議席が取れるんでしょ。なんでそうしないのか。

 まぁ、各党の成り立ちがあるし同じ左でもそれぞれ自分が親分になりたいから出来ない。仕方なく共闘するんだけど同床異夢だからいざこざの種は残したまま。

 それでもやろうとするのは政策の実現を目指すのではなく議席を確保する事が命題だから。政策なんて後から盛り付ければいい。

 立憲民主党の議員たちの国会質疑や委員会での発言を見てればそれが良く判る。政策論議なんて全くしないもんね。ケチつけてるだけ。

 じゃぁ、政権とって何するんだといえば、2009年から3年半に民主党政権のやった事を見れば答えが出てる。

 一つは、何もしない。何もしなくても官僚が全てお膳立てして質問にはカンニングぺーパ-を用意してるからそれ見て答弁してればいい。

 面倒くさい事を考える必要もなく各省がそれぞれに進めるバラバラの政策、思惑の上に政治は動いていく。

 もう一つは中国、韓国、北朝鮮に配慮しひたすら日本の手足を縛り歯向かう事なく云いなりになる事。そうすれば表向き波風は立たないし平和国家面していられる。

 

 あの3年半の代償は、共犯日銀総裁円高放置でドル79円まで進み企業はたまらず海外へ拠点を移した。それで国内産業が疲弊した。

 東日本大震災で菅政権が余計な事をして福一が水蒸気爆発を起こしお粗末な対応で被害が拡大し復旧が遅れ、自民党がその尻拭いをさせられてる。

 碌な政党じゃなかった。それを国民は思い知らされた。その反省もなく、マスコミがバックアップしてくれるものだから勘違いして政治をやってるつもりになってる。

 今回の立憲民主党の退潮は多くの国民がマスコミに騙されてた事に気付き立憲を見限ったためでしょう。マスコミもそれに気付いてる筈なんだけど今更立ち位置は変えられない。

 でもそれは問題ありません。野党、マスコミ一心同体、仲良くこれまで通りに自民党に毒づいて唯我独尊で勘違いしたままお暮しください。

 オールドメディアとして昔の良き時代に思いを馳せながら余生をお送りください。ネットという双方向性のメディアが跡を継ぎます。

 自民党にもおかしな、腐った部分があるんだから野党次第では政界も変わるんだけどねぇ。兆しはあるけれど、革新ぶって頑迷牢固な中日社説読んでたらもうしばらくは無理か。