表現の自由は大いに結構、芸術家が新しい表現を求め試行錯誤、目を見張ったり斬新過ぎて良く判らなかったり、凡人どもの度肝を抜くのも痛快。
しかし凡人相手は鋭い人ばかりではないから誰にでも判って貰うようにするには凡人のレベルの降りて来てもらわないと理解出来ない。
広島の美術館のトイレに、美術的なトイレ案内のピクトグラムが使用され、これを作った人は凡人の為に判るよう断り書きを添えて案内板を設置したんだそうだ。
広島現代美術館のトイレ、ピクトグラムを分かりにくくすることで様々な窮屈さから自由になれる、らしいです。
— 公(広島市を護る会) (@kou_mamorukai) 2023年5月6日
ちょっと何言ってるのかわからない。 pic.twitter.com/BC4rav8v2G
ピクトグラム 絵文字、絵言葉。東京オリンピックから積極的に使われた。即時的、国際的にわかる伝達効果の求められるデザイン。
そういうものらしいけれど広島美術館のデザインは一瞬で判ったこれまでのトイレ男女案内に較べれば独り善がりで判りにくい。
男女分けるなら普通にある男=ブルー、女=ピンクって色分けがあった方が断然判り易い。早くトイレに入りたいのにこれ見て男はどっちだって悩んじゃう人だって出てきそう。
自分の体験談。25年か30年前になるけれど、東急ハンズへ、あれは何が欲しかったのか忘れたけれど出掛けた事があった。
東急ハンズは名古屋にしかなく名古屋駅前の高島屋内の店舗と栄の2店舗。電車は時間がかかる、車は駐車場に手間取る。
そこでオートバイで出掛けたんだけど、名古屋駅前には停めるところがないから栄店の方へ。車道から降りてバイクを押し街路樹のそばに駐車。
バイクは600㏄だけれど単気筒だからスリムで当時道脇に置いても誰も文句は云わない。それで店内、5階か6階へ。
買い物の用事を済ませて下りる段になってお腹が渋くなって来た。トイレに入ろうと場所を探すも各階にはなくあちこち探してやっと見つけた。
大急ぎでトイレに飛び込んで用を足すんだけれど、トイレ内に便座に被せる便座形の紙があって、さすが名古屋は都会これを被せて用足しするんだなと被せて着席。
無事お腹をなだめてトイレを出る。出口方面に向かう途中青いマークが目につき、男用トイレの入り口。エッと見直し確認、男用トイレだった。
じゃぁ今入ったトイレは、と振り返りつ数歩戻ってみたらピンクマークの女子用トイレ。アッチャー。
間違えたと口をぽかんと開けてたらすぐ隣にブスッとした顔したおばさんがいて「間違えた?」と一言。。
トイレ掃除のおばさんは多分入って行くところから見てたんでしょう。出た後すぐ後ろに付いてどうしようと後をつけてたんだ。
今だったらすぐに警備員に連絡して事務所にでも連れて行かれたかも知れない。名前とか年齢とか職業とか聞かれて変態行為の申し開きをさせられたかも知れない。
警察沙汰になってたかも知れない。いずれにしても面倒な事になってたでしょう。今思えば笑って済ませられるけれど何でそうなったのかを考えると、
うっかり間違えた自分が悪い。それしかない。んだけれど、たまたまトイレに女性はいなかった。出る時も居なかった。トイレの扉にピンクの女性マークでも着いてたら気が付いたかもしれない。
男はブルー、女はピンクという固定観念はよろしくないってトイレマークの色を地味な同色にしたトイレってニュースもあった。
これも勝手な独り善がり。ハッキリ慣れ親しんだ男と女のイメージ色を強調してくれてた方がこんな間違いをおかしにくい。
判りにくいのはそれを良い事にワザと間違える人がいないとも限らない。男女の固定観念は廃せと騒ぐ層もいるけど、いや、男は男、女は女。
男そのものなのに自称女が女トイレに入って来たら女の人は嫌だろうな。女の格好した男が入って来ても嫌でしょう。でも私オンナと云われたら女なんでしょ。
女子高生が怒りのスピーチ「生物学的男であるトランスがトイレやロッカーを使う事を、不安に、不快に思う私たち女性の発言権が全くないのはなぜですか?」しかも、彼女はこうした発言をした事で嫌がらせも受けたきたと言います。多様性と言いながら、異論を受け付けない、言い辛い風潮が怖いですよね。 https://t.co/lsv604HdEY
— フィフィ (@FIFI_Egypt) 2023年4月29日
LGBTとかジェンダーフリーとか何か先進的な良い事してるような気になってるけど一部人間の権利主張し過ぎで大多数が困惑してる。もっと云やぁ迷惑してる。
女トイレに間違えて入るという失敗をしてしまった身としては、男女トイレは判り易い表示ではっきり区別した方がよろしい。冤罪だってあり得るしね。