晴れたり曇ったり

毎日空を見て暮らしています。良い天気の日もあるし曇ったり荒れたりする日もあるし、日々繰り返し。

貯水池の造成工事 熟練の職人仕事 でも若い人がいない

 いつも歩く畑道、以前は3面ほど梨畑があったのだけれど、持ち主夫婦が高齢となって2年前にやめてしまった。例年春先には梨の白い花が咲いてた。

 その後枝を切り取られた梨の木が棒杭のようになって突っ立ってたが去年その一面が傍を流れる農業用水の貯水池になるという事で工事が始まった。

 以来梨の木を取り去って重機が入り穴を掘り始め少しずつ景色が変わって行った。掘った土はダンプで近くの空き地に運ぶ。

 

 この貯水池工事との関係は不明だけれど市の体育館建設工事も始まって近くの田んぼも埋め立てられブルドーザーやパワーショベルが入って忙しそうに動いてる。

 その工事手順、素人には判らないけれど土を積んだり崩したり、元は田んぼだから上物を建てる迄の基礎造りを行ってるんだろうなぁと見物。

 

 池の穴はだんだん深くなって行き6mほどまで掘り下げ四方の側面は少し傾斜が付けられている。その削り面、重機で操作しきれいな面に仕上がってる。

 それが当たり前なのかもしれないけれど職人仕事、見事なもんです。それがすむと側壁面にコンクリートブロックを積む作業が始まる。

 このブロックが独特な形をしていて表面はフラットだけれど裏側に40cmくらいの足がついてT字型に見える。(写真下部) 

 積み重ねていくと削った土砂面との間に足分の隙間が出来る。そこにコンクリートを流し込む。固まればブロックが結合し一枚の岩盤が出来上がる。

 水を湛えた時の大きな水圧を受ける器になるのだから強度はこうして確保するのか。壁面が出来ると底面の造成作業。

 

 ここはコンクリートを流し込んでフラットな底面を作る。これは区画を作って順番に生コンを流し込んでいた。

 そりゃぁそうだ、生コン車1台で運べるコンクリートの量は知れてる。モタモタしてるとコンクリートが固まってしまうから1面ずつ仕上げる。

 木枠で囲みまず底部の半面で15くらいの区画を作り流し込むのだが隣り合わせ順番ではなく市松模様風に互い違いに流し込んでいた。

 そうしないと木枠分の隙間が出来てしまうし木枠も外せなくなってしまうから現場作業のノウハウなんだなと見てとれる。

 

 

 大分出来上がって来た。貯水池本体以外にも用水路からの導水部、排水部、防護柵、わきの道路部分の造成と付帯作業が進む。

 作業は図面から始まって工事の手配、人の手配、工程管理と緻密な手順を工事会社は管理してるんだろうなぁと作業の進捗見てて思う。

 専門職の技、ノウハウ、工夫を追認しながらこうして構造物が出来上がっていく行程を観察するのは中々に楽しい。

 頼もしいとも思う。ただ懸念はあって、働いている人の中に若い人の姿がない。10代、20代と思しき職人さん達は見えなかった。

 

 一人ヘルメットの下から茶髪が見えたけれどどうも若くはなさそう。今時30代、40代でも茶髪はいる。

 いや一人いた。でもアーリア系の、インド人かパキスタンか、スリランカか、日本人ではない。指示されながら溶け込んで仕事をしてた。

 日本人の若い人は入って来ないのかね。みんな大学へ行って9時5時のデスクワーク希望して社会の基幹インフラに従事する人はいないのかね。

 もしそうだとしたらその人材部分を埋める外国人労働者が望まれるわけだ。でもこれイビツ、同時に将来の禍根の種だね。

 

 川口のクルド人問題、云ってみりゃ3Kを嫌う日本人の自業自得ではないか。クルド人が、俺たちがいなけりゃ解体出来ないだろと威張るわけだ。

 行橋市の小坪しんや市議が成人式でのド派手な着物着て騒ぐ若者を擁護する背景はここにある。地元に残って地場産業を支え家族を作り町を維持してくれる。

 端的に云やぁ平和で豊かな社会になって結構な事だけどみんなボケてしまった。周りには悪意に満ちた暴力的な国に囲まれてる事を失念してる。

 美しい事を云って自己満足している間に甘い汁を吸い尽くそうとする輩が入り込んでしまった。日本のおいしさが知れ渡って途上国からも日本を目指し始めた。

 人権だ、差別だとポリコレ振り上げてそれを支援するおバカな左翼もいるしなぁ。貯水池の工事現場は日本の将来の縮図だろう。

 

 二日続けて雨。今朝も音を立てて降り続いていた。