5人の元総理が連名で、EUの原発のクリーン認定に反対するとEUに書簡を送った件、松野官房長官、山口環境大臣、自民党外交部会、福島県知事等から科学的根拠に基づいてないと反論を受けた。
問題となったのは「多くの子供達が甲状腺ガンに苦しみ」と書簡にあった事。当時の民主党政権で事故処理を担当した細野豪志議員は「福島で甲状腺ガンは増えていません」と動画投稿。
これだけギャフンとやられたのに元首相側は反論してきた。
この記事によると5人の元職の意見を取りまとめたとする民間団体から山口環境大臣に届いたとあります。ま、当然だけれど元とはいえトップ陣が事務手続きするわけがない。
要するに5人のカゲに実働部隊あり。5人は原発非容認派であったとしても役割は看板、お神輿。見栄えする方が良いから担がれて、持ち上げてる民間団体がお膳立て。
思わぬ反論食らって、5人の元首相に反論させたら何云うか判らないからEU書簡と同じく団体側が反論用意。ここで背景がバレちゃった。
「原発ゼロ・自然エネルギー推進連盟」って云うんですね。すると「原自連」という公式サイトが見つかった。
環境大臣宛の反論と質問状・甲状腺がん訴訟に立ち上がった若者たちへの応援 投稿日時: 02/07/2022
山口環境相にあてた抗議書簡の差出人は、
原発ゼロ・自然エネルギー推進連盟
会 長 吉原 毅 幹事長 河合 弘之 幹 事 近江屋 信広 事務局次長 木村 結
会長の吉原毅という人は城南信用金庫の元理事長、現顧問。以前より 原子力撤廃、太陽光発電などによるクリーンエネルギーの導入推進を標榜してる人。
幹事長は弁護士、幹事、事務局次長と検索していくと反原発界隈の人的ネットワークにつながってる。海渡弁護士が出てきたあたりで、この人は福島瑞穂議員のパートナー、その毛色が見えてしまう。
それでその反論ですが、
・・福島原発事故前は、年間100万人に一人か二人の発病しかなかった小児甲状腺がんですが、事故から10年で、事故当時福島県内で18歳以下だった38万人の中で既に266名の発症が判明しています。その内222名が甲状腺摘出手術を受けています」・・
10年間で266人の発症、1年では26.6人。これを桁違いの発症としてるけれど、がん罹患数予測(2021年)という統計見ると甲状腺ガンの年間発症数は18600人、女性の方が3倍近く多いんですね。
子供の割合は出てないけれど年間18600人に対し子供だけとはいえ福島の26.6人というのは多いのはどうか、それと原発が原因かどうかは断定出来ていない。
政府の見解は、
原自連の抗議は福島原発による甲状腺ガンの発症と断定してるけれど少々強引。メンツを潰されて顔真っ赤にして反論してる風。大体小泉、菅と並べると胡散くささが漂う。
小泉一家は進次郎環境大臣の時から太陽光押しでいろいろ発言してるし親父は太陽光発電詐欺事件でテクノ社社長との親密な交際が知られてるし、長男孝太郎はテレビ宣伝に駆り出されてるし。
菅直人元総理は福島事故当時の総理でその対応のまずさが水蒸気爆発を起こしたと云われてそれを否定する書き換えに躍起になってる。
今朝東京を含み関東一円は雪。東京電力の電力95%使用で中電から融通してもらってる。太陽光発電で冬の電力供給は十分にまかなえない。
原発を悪者にして潰し太陽光パネルで、いやぁ現実問題日本の電力をとても賄えないでしょう。一部の人が儲けて多くが電力不足で迷惑を被る。
昨日昼、でっかいボタン雪。
今朝は青空、雲は見えず。