今朝のNHKニュース、6時半台も7時台もエジプトで開かれているCOP27がトップニュース。気候変動問題が大きく取り上げられています。
中日新聞朝刊も同じく、ネットで見るCOP27を取り上げてるニュースも含めその記事の主張はウクライナ侵略の所為でCO2削減目標が危ういという事。
・・ロシアのウクライナ侵攻によるエネルギー危機で、先進国が石炭回帰など温暖化対策に逆行する動きを見せる一方、途上国は洪水や干ばつなど温暖化による「損失と被害」への資金援助を求めている。
・・先進国と途上国の溝が深まる中、各国が「脱化石燃料」の動きを維持できるかが焦点となる・・
NHKニュースではギリシャの例を引いて、石炭火力発電の利用を延期して石炭採掘が増えているしドイツ、オランダ、フランス等EUも石炭消費が7%増加と報道。
そして気候変動は世界が一致して進める必要がある。COPではそこが問われてると締め括ってます。でもそこにはじゃぁどうするかの視点が見られない。
これは一つには太陽光発電や風力発電といった再生可能エネルギーが石炭その他の火力発電の代替可能エネルギーたり得ない事を判っているからでしょう。
だから背に腹は代えられず石炭発火力発電の再開を苦々しく思いながら手を拱いている。それと石炭火力発電大国の中国やインドの現状には目をつぶっている。
もう一つには、クリーンエネルギー発電である原子力発電にはまったく言及しない。いやいや背に腹は替えられないんだったら原発があるではありませんか。
将来的には原発の代わりのエネルギーが開発されるとしても、現状最適なクリーンエネルギーである原発を稼働させればかなりのCO2削減は可能。
原発アレルギーが嵩じて原発は悪となって問答無用。でも世界は原発稼働を選択肢に入れている。韓国はいつの間にか原発輸出国になってる。