晴れたり曇ったり

毎日空を見て暮らしています。良い天気の日もあるし曇ったり荒れたりする日もあるし、日々繰り返し。

NaRelo 「ホテルカリフォルニア」「幸せの黄色いリボン」「幸せの黄色いハンカチ」

 福岡で活躍している4人組バンドの「NaRelo」毎週新しい曲に取り組んで動画をアップ、質の高い演奏を披露してる。

 どのカバー曲が動画視聴者に人気かは再生回数を見れば判る。去年の5月にアップしてたイーグルズの「ホテル・カリフォルニア」ダントツの再生回数。

 1年に至らないで260万回まで確認し試聴。ところが一月くらい前からこの動画が出て来なくなって探しても見つからなくなった。

 これは多分この曲の著作権者がYOUTUBEに申し立てて消してしまったのではないかと、あれだけ出来の良い演奏で再生回数が多ければチェックされる。

 2週間くらい消えてましたか、そのうち何事もなかったかのようにリストに出て来て再び演奏を楽しめるようになった。で、今の再生回数は281万回。

 回数ぐんぐん伸びてるからすぐに300万回行くなと思ってたら再び消された模様でこんな案内が出て来る。

 ・・この動画は、Universal Music Group から著作権の申し立てがあったため削除されました・・

 女性二人のボーカルだしカバー曲だとしてもまるっきり真似ではなかろうにとは思うけれど、世界中からのコメントが集まるほどの人気だったから金なのかやっかみなのか、削除された。


 
 それだけ実力があるという事でもあって、あの演奏を聞けなくなるのは残念だけれど仕方がない。実際の所はメンバーのコメントがないから判らないけれど、それでもめげず毎週新しい演奏を提供。

 良い曲ばかりなんだけれど最近アップした中では「幸せの黄色いリボン」がお気に入り。そして懐かしい。1973年にトニー・オーランド&ドーンが歌った曲。 
  

www.youtube.com 

 曲自体もそうだけれどこの曲を元に山田洋二監督が高倉健主演で映画を作った。その映画も懐かしく思い出される。

 映画の原作はニューヨークの新聞に掲載されたコラムで書いたのはピート・ハミル、この人は奥さんが日本人ですね。

 そのちょっと良い話を山田洋次が脚色、主演高倉健倍賞千恵子。舞台は北海道で、歌の中ではバスの乗客にあたるのが武田鉄矢桃井かおり。乗ってたのはバスじゃなくマツダのファミリア。

 新型車が発表されたばかりでこれはマツダのタイアップでしょう。初代コスモAPの豪華なフロントマスクのイメージを借りたデザインたけどあれは失敗、ダサかった。

 実は映画を見る前に当時とってたキネマ旬報にシナリオが載っててこれを仕事中移動する地下鉄や山手線の中で読んでた。

 終章に差し掛かる頃には都バスの中、黄色いハンカチがはためくあたりになると涙があふれ出して顔を上げられず難儀した思い出。

 実に感動的な良い話だった。ところが話が変な方向へ向かい始めちゃった。「幸せの黄色いリボン」という歌がヒットすると、ピート・ハミルはこの歌は自分のコラムを元にしたものだと著作権を主張。

 裁判になってその結果、この話はピートハミルのオリジナルではなく敗訴。既にそれ以前にこの話は巷間に伝わっていた話だった。

 


 そこ迄は当時新聞記事等で知っていた。その後、2010年頃、ネットでこの関連の事について調べたブログを見つけ成る程と、その後の経過と裏話。

世界の民謡・童謡 WORLDFOLKSONG.COM

 切っ掛けはジョン・ウェインの「黄色いリボン」、HCで買った500円DVDで鑑賞、味わいのあるジョン・フォード作品。よく知られた主題歌の歌詞を確認していてそのブログに到達。

 歌詞では、”Round her head She wore a yellow ribbon”て、黄色いリボンはアメリカ映画の中で、そして映画だけではなく実際に戦いに向かう夫や恋人を待つ女達にとってのシンボルとしての意味を含んでいるという事。  

www.worldfolksong.com

 そして、  

www.worldfolksong.com

 ピート・ハミルとの係争もアメリカにおける黄色いリボンの意味合い、歌詞の和約もも書かれてる。

 

 「NaRelo」洋楽と邦楽の二つのチャンネルがあってもっぱら洋楽を聞いてたんだけれど邦楽の方で知らなかった良い曲があって邦楽も見直してるところ。

 ユーミンとか大瀧詠一とか、おっと昨夜のアップ、BUZZの「ケンメリ・愛と風のように」を歌ってる。