晴れたり曇ったり

毎日空を見て暮らしています。良い天気の日もあるし曇ったり荒れたりする日もあるし、日々繰り返し。

梅雨空 田植え 農業用水 側溝 水道代 栗の花

 去年は梅雨入り宣言したら雨が降らなくて気象庁ヤキモキしたんではないかと思ったけれど、今年は台風の所為もあって降り続き今朝も雨。

 この辺りの田んぼは今が田植え時期、県産米の銘柄「ハツシモ」は秋遅く霜の降りる頃に稲刈りという品種なんだろうと(正確には知らない)だから田植えも6月半ばと遅い。

 田んぼ道、畑道歩くうち気付くことも多く、田んぼ脇の水路、休耕田を外して苗代作りの配水、当然の事ながらうまく計算されてる。

 この辺り大化の改新の頃から班田があったという戸籍とか記録が残っている程だから米作りは昔から行われていた。だから水の管理には気を使って来た筈。

 近世の記録では水争いもあったようで、そういう歴史を経て素人が見ても上手く水路が設計されていると、農業関係者の方々はアレコレ奮闘しながらの今があるんだなぁと。 

 農業用水の水堰。水門閉めて溢れる水はバイパスを通り本流に戻したり脇から各田へ配水したり。工夫して設計されてる。

 

 

 田植えをしてた。もう手で植える田植え風景は昔話。
 

 

 街を歩いていても、アスファルトの脇の側溝、コンクリートの蓋が続く上を歩いていると水の流れの設計、よく考えたら凄いグランドデザインだと思える。

 水は高きから低きにしか流れないから街全体を捉えて設計しなければ何処かで溜まってしまう。小さな町が発展して広がった場合も考えないといけないだろうしいつも感心しながら側溝の蓋の上を歩いてる。

 側溝の蓋って一つの長さ50センチですね。古いのでは60センチのもある。その上を60センチの場合以前は4つ分を3歩で歩いてた。240センチを80センチ幅で3歩。

 今は足が伸びない。50センチの蓋3つを2歩で歩く。75センチ幅。これは意識して早歩きの時だからゆっくりの時は50センチの蓋4つを3歩くらい、歩幅約65センチ。

 下水道の歴史、汚水、雨水、水を集めて処理し貯水したり河川に流したり、水嵩が増えれば効率よく排水したり、至って重要な事業。目立たないけれど都市生活のまさにインフラ。

 ちなみに家で使う水道料金、下水道代も含まれて3月に支払ったのは12463円(2か月分)。夫婦二人にしては多いような気もするけど毎日風呂に入ってるし支障なくトイレ使ってるから文句はない。

 電気代もそうだけれど、便利で快適な生活を送れるという事はそれだけのコストが掛かっているという事。昔の汲み取り式の時代を考えれば有り難いし安いのかもしれない。

 こういう国民生活のインフラ部分はあまりコストに拘って安さを求めると、電気自由化で高い電気代払わされたり水道が民間に移され結局高くなったりしかねない。

 


 今頃は栗の花があたりに匂いをまき散らしてる頃、前から栗の房状の花、あれからどうなって栗が実るのか疑問だったけれど、今日歩いていて散りそうな房を見て判った。 

 房は雄花でその根元に栗のイガの赤ん坊があってその先に雌しべがあった。成る程こうして栗が生るのね。この辺り竪穴住居跡もあって栗の木も多い。古代人は栗を食べてたんだ。