「８月は忙しい月だ」と８月が来るたびに２年前に亡くなった母親は云ってた。本人は一つも忙しくはないのだけれどテレビの前に座ってるとテレビが騒ぐものだから忙しく感じる。
６日、広島。９日、長崎。今年で云えば６日から高校野球甲子園、そしてお盆。１５日終戦記念日。これに今年は台風６号、７号が襲来。
やがて８月が終わるけど９月になれば関東大震災、今年１００周年。もうその事で文句を云うためマスコミは前哨戦の記事を書き始めてる。
中日新聞も一昨日１7 日の政治欄で記事にしてた。朝鮮日報は小池知事が追悼文を送らない事について、
（朝鮮半島関係の情報に関しては「大師小ブログ」さんのエントリーが非常に参考になって何時も記事を引用させていただいてます）
小池知事が追悼文を送らない理由の一つには、推測だけれど、朝鮮人犠牲者６０００人と主張してる部分ではないかと、これはさらわれた若い娘２０万人の慰安婦と主張するのと同じ構造。
６０００人余と云ってるのは朝鮮側で日本のマスコミ記事もさすがにその数字は盛ってると判ってるので記事内に６０００人という数字はない。
都知事でも政府でも不用意に追悼文を送るとコッソリ隠してる６０００人余の犠牲者という数字のお墨付きになりかねないから送らないのは正解。
と云うよりそれを狙ってるでしょう。６０００人という数字が世間に広まれば日本はこんなに悪いやっちゃーという宣伝活動が捗る。
実際の所はどうなのか、当時の市井の記録があればと、思いついて断腸亭日乗を、摘録の文庫本だけど大正１２年９月を開いてみる。
永井荷風４５歳、・・九月朔（ついたち）。
・・日まさに午ならむとする時天地たちまち鳴動す・・予もまた徐に逃走の準備をなす。時に大地再び震度す・・
以降９月、１０月は余震の中を上野、浅草、銀座、数寄屋橋、市内を見て回る記述あり。しかし朝鮮人の虐殺を見聞きしたという記述はない。
じゃぁ無かったかといえば以下の検証にあるように殺戮はあった様子。荷風は日記に書いてないけれど他の文人は流言飛語を含め記録してる。
芥川龍之介、井伏鱒二、菊池寛、その他が記録している。ただこれはうわさ話も含み、正確な数字としては、
「内務省」公表：２４８人
その６０００人説を大師小ブログさんが当時の記事、数字を出して検証してる。
現在のように瞬時の情報伝達が不可能な１００年前、地震で火災も起こり多数の死者が出て阿鼻叫喚の中、民心疑心暗鬼に陥るのはやむを得ない。
なんでそんな流言飛語が生じたかと云えば、日頃の不信感が根底にあったからでしょう。この惨劇をよしとはしないけれど恐怖におののく市民は短絡し極端に走る。
誰かの小さな不安は寄り集まると次第に拡大したやすく燃え盛る。不幸な出来事だけれど一瞬に燃え上がった混乱は鎮めようがない。
警備担当の警視庁は危害が加えられる恐れのある朝鮮人保護をすると同時に在京朝鮮人団体と相談、東京市とも相談し奉仕活動を実施。
こうした善意活動と同時にこの混乱に乗じ放火、強盗、強姦、殺人という罪状で立件された朝鮮人犯罪もある。
上記ボランティア活動を行った朝鮮人団体「相愛会」の朴春琴という人、１９３２年、昭和７年に衆議院選挙立候補し当選してるんですね。
差別なんて、軍国主義の時代にあってもないじゃん。日本軍には洪思翊という陸軍中将もいたし後に韓国大統領になった朴正煕（パクチョンヒ）陸軍中尉もいる。
あった事は否定しないけれど数字を盛るのはね。１００年前の事を被害者目線で煽るな。当時の世情、常識に沿って出来る事はしている。
これを日本人がグルになって「日本は悪い」をやってるのが情けない。マスコミもグルなのが腹立たしい。
今年はＮＨＫはじめマスコミ各社、終戦記念日が終わってもシツコク日本の戦争犯罪と広報活動に勤しんでる。
マスコミ裏で話し合って共同キャンペーンやってないか。そして９月になれば、朝鮮人虐殺と一斉に取り上げるんだろうね。
