晴れたり曇ったり

毎日空を見て暮らしています。良い天気の日もあるし曇ったり荒れたりする日もあるし、日々繰り返し。

21年前の山火事 植林後緑回復 落ち葉の山道 ご老体の話

 昨日の山歩き、東西に10キロ近く続く山並みだから登り口は幾つもある。西側、岐阜市と接するピークへの山道を登って下って。

 降りた所が緩やかな坂の遊歩道、その先を二人のご老体が歩いてた。この近くに住む方で時々出合う。一人は83歳、もう一人は86歳。

 ステッキついて、市境までの距離は1キロ位、頃合いの足慣らし。話しかけて、この辺り2002年に山火事が起きて避難をしたという話。

 岐阜市側から燃え始め乾燥と風にあおられ燃え広がった。27時間後に鎮火、住宅の目と鼻の先にまで火が来たと、幸い住宅に延焼なく人的被害もなかった。

www.pref.gifu.lg.jp

 

 はげ山となった山肌遠くからも見えてた。その後植林が行われ20年たって所々焼けて炭化した木も残ってるけれど、今は緑が回復して山登りも楽しめる。

 木を植えた辺りの山「どんぐり山」と名付けられ今の時期どんぐりが一杯落ちている。ドングリったっていろんな種類がありそうで詳しくはないけれど目立つのは多分アベマキ。 

 落ち葉の重なった山道、場所によって落ちている葉っぱの種類が違う。

 

 

こんなドングリ、クヌギかな、アベマキかな、

これは一昨日の別の山で、広葉樹の落ち葉、

松葉の枯葉、この上を歩くとフワフワしてる。

北の地方の紅葉には及ばないけれど山肌秋色になって来た。

一昨日は御岳山見えなかった。昨日は少し霞んでたけれど隣の乗鞍も見えた。


 

 ご老体の話、この住宅地には川崎重工に努めた人が多くいてこの人も航空機の製作に携わっていた。もとは名古屋の三菱重工大江工場に勤めていたらしい。

 下請けだった会社が潰れた時同じ航空機製作の川崎重工で働くようになり今に至ると。ボーイングロッキードのトライスターの部品製作をしてたんだそうだ。

 熱処理が専門で、アルミ部品の焼き入れをするんだけど480℃(とかで)を保って10数時間云々、職人さん、昔の事は人の名も含めよく覚えてる。

 もう一人の人とは山火事の話をし出したら止まらない。そりゃね、下手すりゃ自分の建てた家が燃えてたかも知れないから他人事ではない。

 毎日この山道をゆっくり上り下り、鳥の声聞きながらの散歩は良いね。