お正月三が日が過ぎてあちこちお店が営業を始め買い物に行く。地元資本の単独スーパー、大手チェーンに対抗して、と云うよりニッチに活路を見出し頑張ってるお店、
まともに向かってはとても敵わないから大手には手の届かない隙間、取り残した部分を開拓して皆さん頑張ってる。
その為には小さな規模というのは小回りが利く点で有利。社員も家族とか親戚とか融通や無理が利く構成であるのはお店の存続に関係してくる事。
お客さんから見ても大手スーパーは郊外にあって自動車移動が必要。店内もデカすぎて足腰の弱ったお年寄りには歩くだけで大変。
近所にある小さなスーパーはその点お年寄りには有難い。木曜日に安売りをするこのスーパーはだからお年寄り客が目立つ。
それに合わせスーパー側も商品構成や売り方に工夫をして一人暮らしのお年寄りにも買いやすい商品のを並べ方をしてる。
それは小さい単位の売り方。沢山まとめて安くではなく一個、二個売りとか一人分の小分け売りとか、おじいさんは110円のオカズを何種類か買い物かごに入れる。
お店にすればパッキングは面倒だけれどお客さんは買いやすい。だからぼろい儲けは出来ないだろうけれど地元民は重宝してお互い様でやっていける。
正月明け4日だったらからまだ市場は開場しておらず新しい入荷はないけれど総菜売り場の普通のおかずは皆さん待ってた。
大根とちくわの煮たのとかコンニャクの煮もの、オカラやキンピラ。フライや天ぷら、小さいパックの五目ずし、助六、一人分の分量、二人で二パック。
お店入ってすぐに慈姑(くわい)がプラケースに一杯置いてあった。値札がない。売り場の人に尋ねると少し間をおいて100円と答える。
プラケースに5個ずつ入って粒も揃って頃合いの大きさ。昨年末農協のスーパーへ行った時にも出てたけど慈姑はもっぱらおせち用の縁起ものだから値段も高め。
その時には5個くらい入って4~500円、一個100円見当。それが一個20円となれば手が出る。3ケース程カゴに入れる。
横にいたおばさんがそれを見てて値段を聞くので「100円と云ってた」と云うと、買ってたのかな?帰りに見ると100円の値札が張ってあった。
3ケース15個も買ってどうするかと云えばくわい煎餅を作る。同級生が板前修業をして何年かたった時、腕前披露でご馳走をしてくれた事があった。
20代の頃だけどその時にくわい煎餅を出してくれた。他にどんな料理が出たのか覚えてないけれどくわい煎餅だけは印象に残ってよく覚えてる。
それを作ろうと買って帰った。スーパーで自分が籠に入れたものは私が作る事になってる。蕪も買って千枚漬け風酢漬けも作った。
くわい煎餅、ネット見れば一杯出てるけど難しい事でもない。皮を剥いて2㍉位のスライスにして揚げて塩を振るだけ。
ただ揚げる前にスライスしたものを水に曝してあく抜き、白い濁りが出くなれば上げキッチンペーパーで水けを切る。
枚数が多かったから広めのフライパンで重ならない様にして揚げる。温度は低め、170度、色が付き始めたら箸でひっくり返してゆっくり。
明るいきつね色になったら出来上がり。取り出し塩を振って出来上がり。自分は味の素信奉者だから味の素も振る。
食べるとコリコリと歯ごたえ、オカズになるかと云えばオカズには向かない。おつまみ、ポテトチップスと同じ。だからビールが飲みたくなる。
家人と二人でポリポリ、コリコリ、スーパーじゃぁ売れ残って渋かろうけれどお陰で二日ほど酒の供に美味しくいただいた。
青空も見えるけど今日は雲が多いね。