昨日2月11日は建国記念日。今朝の中日新聞紙面目を通して、・・建国記念日の昨日・・何かが行われたとかという記事はないかと探したが見当たらず。
昨日11日の新聞記事も念のため探したが・・今日建国記念の日に・・という記事もなかった。この祝日は無視されてる。
テレビはどうだったか、見ないから不明。この祝日の成立過程からして余程左翼はこの日を認めたくないらしい。
そこでという訳ではないが、昨日この日を意識して神社に参拝して来たのでその記録。
地元の鎮守、神明神社。そこから2キロほど離れた所にある隣町の氏神、八幡神社。昼食後の散歩のついでに立ち寄ってみた。
境内を進むと不浄除けとされる石の蕃塀( ばんぺい )が見えその奥に本殿。本殿前に石の2柱。「宝祚無窮」と「国家安泰」の字が彫られている。
宝祚無窮は日本書紀にある
・・宝祚の隆えまさむこと,天壌と無窮けむ・・
現代語に訳せば「宝祚の栄えることは,天地とともに窮ることがない」。宝祚は天皇の御代、位のこと。
本殿に続く参道白い四角い石が敷き詰められている。普通玉砂利等が敷き詰められてるけれどこの神社はこれが独特。
郷土史家の人に聞いたのだけどこれは定盤であると。定盤というのは機械加工等の作業場には欠かせない精密治具。
表面は高精度の水平に仕上げられこの水平を基盤に各種精密機器の設計、加工、計測が行われる。
普通は鋳鉄製が多いのだけれど金属は熱による変化や経年劣化がありそれを嫌う高級品は石製の定盤が使われる。
ここ各務原市は戦前から川崎重工があり戦中には飛燕等航空機が生産されていた所。戦争末期には米軍の空爆が行われ川崎重工も被災。
戦後片づけを行う際地元に払い下げられたのではないか(未確認)。1メートル四方のものが隣地の寺院の境内の分も含め80枚ほど。
小高い山の登り口に位置して神社とお寺さんが並んで建っていいる。
市指定の文化財の陶製狛犬があって個の製作年が元禄年間と説明文の書かれた柱が立っている。
松林山清見禅寺 この寺も古く300年前の開山。寺の隅にあった石仏。元治二
丑六月とある。元治は幕末頃。
この八幡神社のある2柱には国家安泰と武運長久。
本殿前に大きな灯篭がありこれの裏側に皇紀2597年の文字。皇紀は西暦に660年を足したものだから1937年、昭和12年に奉納されたもの。
昭和12年は盧溝橋事件の有った年。支那事変、日中戦争の始まった年。今年2024年は皇紀2684年にあたる。
山道の階段を上る途中に石の像があり。
一見乃木大将像かと思えたけれど脇に「日露戦役三十周年記念」の石碑あり。日露戦争は1905年だから1935年、昭和10年に作られたもの。
一村一社、地域の人たちは鎮守の神社、お寺さんを守って古くからの暮らしを紡いできている事がよく判る。
帰り道、今年初めてツグミを見掛けた。