晴れたり曇ったり

毎日空を見て暮らしています。良い天気の日もあるし曇ったり荒れたりする日もあるし、日々繰り返し。

野鳥類の市街戦 ヒヨドリとカワラヒワは逃げる タカ類とカラスの争い 

 昨日昼食後散歩に出て、行く先は日替わり、畑道だったり住宅街だったり、この日は5千年前の遺跡跡を発掘した後に整備された炉畑遺跡公園に足を延ばした。
 
 土地改良工事の際に発見された縄文時代中、後期の竪穴式住居の跡、石囲いの炉や高床倉庫跡などと共に土器、石器、お棺なども見つかっている。

 公園内に入ろうとした時、ヒヨドリたちが騒いで公園内の木々を飛び回っていた。見上げるとヒヨドリより少し大きな鳥が一羽追いかけるように飛んでいる。

 ヒヨドリ達は逃げるようにして何処かへ行ってしまった。その時足許から別の鳥が一羽飛び去って行った。ヒヨドリよりは小さな野鳥。

 上空の鳥に追われて垣根の灌木の陰に隠れてたのが人の気配に驚いて逃げ出したのかも知れない。せっかく隠れてたのに悪い事をした。

 

 襲い掛けたその鳥は上空高くに上がって円を描くように飛んでいた。獲物を探している様子。そこに何処かからカラスが近づいて来る。

 明らかにその鳥に近づいてくる。そしてチョッカイを掛けるように突つく。突つかれた鳥は逃げるではなくひらりと躱す。

 カラスは再び突つく。2度3度、4度と、その度にその鳥は攻撃をまるでいなす様に躱す。その鳥からは攻撃はしない。

 カラスはバタバタ、その鳥はスルリ、なんかカラスはあしらわれてる。無駄な動きばかりのカラスに対しその鳥は相手を良く見て無駄がない。

 達人の剣聖に対し長脇差持ったヤクザが遮二無二突っかかってるが如し。カラスはそのうち疲れたのか少しずつ離れて何処かへ行ってしまった。

 その鳥もしばらく上空を回っていたがやがて視界から消えた。5分か、10分くらいたって逃げてた小鳥が公園の枯れ木に戻って来た。

 10羽ほども、集まって来て鳴き声を上げてる。キリキリという鳴き声からするとカワラヒワ。「危なかったねー」って話し合ってるかのよう。

 

 さて、その鳥は何だったのか?生憎この日はカメラを持って出なかった。だから写真がない。帰ってから検索するに、

 下から見た鳥影は羽根から先、頭までの部分は後部より短かった。タカかな、ハヤブサかな、サシバかなとも、カラスより一回り小さい。

 特定は出来なかったけれどカラスより小型のタカ類はカラスより強いんですね。もっともカラスが集団で襲ってきた場合、カラスは賢いからやられるかもしれない。

 一度畑の上をスズメくらいの小型の鳥をカラスが全力で追いかけてる所に遭遇。容赦ない追いかけ方だった。捕食されたかどうか判らない。

 街中や山里の野鳥はそれぞれ平和に暮らしてるように見えるけれど、その実シビア―な生存競争のさ中にあってみんな大変だ。

 人間の世界だって同じだけれど。この日は他にモズのつがい、ツグミも見かけた。カメラ持たない日に限ってカメラチャンスに遭遇する。

 

 

 今朝9時の気温7℃。曇り時々晴れで最高気温12度の予想。

 これはALEXAの天気予報。当市の局地予報の所為かNHKの広域天気予報より当たってる場合が多い。