久し振りにイオンモールへ出掛けた。最近使ってるデジタル機器、5年から6年たって誤作動やらバッテリーの消耗やらが出て来て買い替えを考えてる。
スマホは最近替えた。他にカメラ、山時計、パソコン。カメラはLUMIXの60倍ズーム、5万円位の入門機だったけれどこれは良いカメラだった。
まず転んで壊してもそれほど痛くは感じない。これが10万20万越えのレンズだとかだったら泣ける。何回も転んだし落としたけれど壊れなかった。
正確に云うと一度コンクリートの上に落とした。後付けのファインダーから落ちて壊れショック吸収、本体は大丈夫だった。
ま、でも影響はあってここ1年はダイヤルが不調になりシャッターチャンス時に電源リセットしろとかいうようになった。
それで総合家電のカメラ売り場に行ってみたら売り場は様変わり。縮小され展示機種が少ない。ポケットデジカメはほぼ全滅。
これはスマホに駆逐された。他のカメラは高級種ばかり、10万以上20万30万。LUMIXの同機種は生産中止。
パソコンでも同じ傾向、代わりに売り場面積広げてるのがスマホ。今回自分は5万円の国産だったけれどスマホも10万以上当たり前ですもんね。
要するに時代の変化、商売も状況が代われば対応し変わって行く。儲からないと判れば撤退する。変化する事で経営継続、当たり前の事。
3月30日の中日新聞記事に「中部の私大経営 曲がり角」という1面を使った特集記事があった。「赤字4割 小規模ほど定員割れ」
〇 経営判断 中部9県学校法人84の内
正常が48法人、経常収支差額が赤字の法人は31法人。イエローゾーンが4法人、再生が極めて困難なレッドゾーンが1法人。
〇 定員割れ状況 全国私大の定員割れは320校、53.3% (2023年度)
中部私大の定員充足数、100%以上34校 99~80%30校 79~60%18校 59%以下6校
〇 私大の収益
私大の収益の内学納金(学費)収入が最も多く収入全体の8割を占める。ついで国からの補助金が11%、その他事業収入が3.1%。
つまり入学者数の減少は経営を直撃する。定員の50%前後しか入学してない大学が6校。定員の半分状態が続くと補助金の不交付となる恐れがある。
なんでこうなるのかその前提データ、私大、私立短大数の推移、1989年に854校だったのが2023年には910校に増えてる。
18歳人口の推移、1992年に205万人。2023年には110万人に減少。更に推計では2040年には82万人に減る。
18歳人口は減っているのに私大は増えている。私大も経営法人だからマーケットが縮小すればそれに合わせて行かなきゃならないのに増えてる。
これでは定員割れを起こす。じゃぁどうするか、撤退するしかなかろう。しかし記事にもあるように延命する方法もある。
公立化という手。中部ではこれまでに3校、しかし自治体の財政も厳しい。適正な定員の見直しや将来への投資が重要と記事は締める。
こんな記事もあった。
加計学園と云えば四国今治市に新設予定の獣医学部問題で散々文科省に虐められたところ。理事長が安倍総理と友人という事も加わって国会でももみくちゃにされた。
この記事は加計学園側が公立化によって大学の存続は出来ると試算。出来なければ赤字となるから撤退を表明したところ委員が反発という記事。
判断は我が匙加減にありとする側とあくまでも経営判断をする側との行き違い。経営する側からすれば赤字経営は出来ない。
これは仕方がないと思うんだけどここには出てないけど税金をつぎ込んでも存続させたい思惑もあるんではないか。
そこで働く教職員、大学教授という就職先。文科省をはじめ官公庁からの天下り先。マスコミ界隈からの再就職。
入学者がいなくなって中国からの留学生ばかりの学校もある。そんなところでも国からの補助金は貰える。
外国人ばかりとか学力もないのに定員足らずで入試合格とか、学問の場ではなく公金ばら撒いてそこで食ってる人達の為の大学。
昨日黄砂。今朝も曇り空で霞んでる。