7月22日、政府は令和4年度防衛白書を閣議で了承。23日の中日新聞ではこの記事扱いが小さい。「反撃能力検討を明記」「中ロ連携に警戒感」と見出し。
以下白書の内容を短くまとめている。この素っ気なさに比し中国は早々に反応し「強烈な不満と断固とした反対」を表明し、日本側に厳正な申し入れを行ったと発表。
韓国も同じく、歴史的・地理的・国際法的に明白な我々の固有の領土である独島に対する不当な領有権の主張を繰り返したことに対して強く抗議し、これをすぐに撤回するよう求めるといきんでる。
その防衛白書、(リンクしたけれど重くなるのでURL省略)
令和 4 年版防衛白書の刊行に寄せて 岸 信夫防衛大臣の冒頭言。(要約)
国際社会は今、戦後最大の試練の時を迎えている。
ロシアによるウクライナ侵略は、罪のない多くの民間人の命を奪い、国際社会の平和と繁栄を支えてきた普遍的価値に基づく国際秩序の根幹を揺るがすものである、
こうした国際秩序への挑戦は、欧州のみの課題ではない。インド太平洋地域は深刻な挑戦に晒されている。
特に、中国は東シナ海や南シナ海において、力による一方的な現状変更やその試みを続けている。
また侵略国であるロシアとの連携を深化させてわが国周辺で両国の艦艇や航空機による共同航行・飛行も行っている。
さらに、台湾をめぐっては、その統一に武力行使も辞さない構えを見せておいる。
北朝鮮は、本年に入ってからも弾道ミサイルの発射を繰り返し、ウクライナ侵略についてロシアを擁護しつつ、事態の原因は米国や西側諸国にあるなどと主張している。
幸いなことにわが国には志を同じくする多くの仲間がおり、未曾有の危機に直面し、その結束を一層強固なものにしている。
なかでも日米同盟の絆は揺るぎなく、さらには日米豪 3 か国や日米豪印 4 か国での協力も深化している。
国際秩序を守っていくためには、わが国の持てる叡智と技術を結集し、総力をあげて、わが国自身の防衛力の強化を急がねばならない。
防衛省・自衛隊は、いつ如何なるときも日本という国を断固として守り抜くため、そして、地域と国際社会の平和と繁栄、これを支えてきた普遍的価値に基づく国際秩序をこの先も確かなものとするため、いかなる困難にも果敢に立ち向かい、この試練の時を切り拓いて行く。
自主独立した国家として当たり前の事を云ったら中国と韓国が食いつくように反応してる。両国の腹の中が判りやすい。
国内でも、志位共産党委員長の発言。
志位委員長
「軍事費2倍となれば、世界第三位!これは他国に脅威を与える軍事大国そのもの!集団的自衛権の際にも敵基地攻撃能力が出来る!自衛隊も相手国へ攻め込む事になる!これは専守防衛で、説明出来ない!」
ウクライナーロシア戦争で例えればウクライナは日本、若しくは台湾。ロシアは中国。核を持たず弱小戦力で特に日本は9条で手足を縛ってまともに戦えない。
ロシアの無法、非道、横暴はそのまま中国に当てはまる。話し合いなどハナからする気などない。ロシアはじめはウクライナのナチス勢力征伐だと云ってた。
そんなの侵攻する為のとってつけた云い訳。奪いたいから、支配したいから攻め込む。だがウクライナは骨があったから抵抗し西側も支援。ロシアは手こずってる。
日本攻め込まれたらどうだろうね。「平和だ、話し合いだ」って喚いたって戦う意志見せなきゃ、実際に戦わなきゃスイスイと中国の支配下。
そうならないのは米軍が居るから。日米安保が有ってさすがに中国もチベットやウイグルのようには侵攻出来ない。
でも日米安保も日本が真剣に戦う意志を見せなきゃアメリカだって一緒に戦うかどうか判らない。
主体的に戦う意志と相応の戦力を持たないと台湾は香港に、日本もチベット・ウイグルになってしまう。
中国や韓国に都合の良い現行憲法は世界情勢の実態に即したものに変えないとイカンでしょう。