今朝の中日新聞に「化石賞 常連の日本 中国何故少ない?」という囲み記事が4面の国際欄に載っていた。
その理由として小見出し「国内での弾圧 懸念か」ドバイ発の時事通信記事。どれどれ、‥COP28で日本がCANから不名誉な化石賞を贈られた・・
CANというのは国際的な環境NGO「気候行動ネットワーク」。温室効果ガスを大量に出す石炭火力発電を使い続けているのが理由と書いてある。
続けて、一方世界最大の温室ガス排出国である中国は化石賞にほとんど縁がない。受けたのは一回だけ、2013年に小P19で受けたのが最後。
新興国で複数回受けているインドやブラジルなどと較べても少なさが際立っている。中国が選ばれない理由についてCAN関係者は、
「中国国内でのNGO弾圧につながる可能性もあり、あまり刺激したくないのではと分析」
選んでいるのはCANなのにその理由を問われー刺激したくないのではーとは他人事な云い様。はっきり答えられない後ろめたさが漂う。
こんなのをわざわざ時事通信が配信して来るのも日本に於いてネットで嘲笑を含めた批判が湧いてたからじゃないのか。
国際機関は多くが中国に牛耳られ、なんでだろう、国連関係には新興国が多いから金ばら撒けば皆なびく、からなんじゃなかろうか。
だからこんな見え透いた理由をひねり出して云い訳してる。記事の締め、
・・日本への化石賞は「政策改善への期待も込められている。世界にもっと貢献して欲しい」と話した・・
なにをエラそうに、CAN、そして時事通信。日本がどれだけ世界に貢献してるか知らん訳でもあるまいに。石炭火力発電で云うなら、
日本汚環境技術は世界トップクラス 大気汚染物質の90%を除去
世界最高水準の発電効率 | もっと知ってほしい石炭火力発電 | J-POWER(電源開発株式会社)
CO2を出さない発電というのであれば原子力発電が今のところ一番。しかし日本の場合抵抗が強い。かといって太陽光、風力はあてにならないし発電量も少ない。
そんな中で電力関係者が必死になって取り組んできたのがCO2排出量の少ない石炭火力。更に石炭からアンモニアへと転換を進める実証が行われゼロエミッション火力を目指している。
問題は中国を筆頭にこれからさらに電力需要が必要となりCO2排出がさらに増え続ける新興国の発電事情。インド、南米、アフリカ・・
日本みたいにお行儀の良い国ばかりじゃないから自己中でC02はボンボン排出されるに決まってる。その解として日本の火力発電は新興国にとっても世界にとっても大いなる助けとなる。
そうした取り組みを世界は、CANは、日本のマスコミは知らん訳でもなかろうに、日本のパヨクも駆けつけて化石賞という茶番をやってる。
背景には太陽光パネルや風力発電を世界に売りつけたい中国の思惑もあるんだろうね。日本のCO2低排出火力が世界のブームになったら中国のメンツが潰れ輸出が減ってしまう。
この囲み記事の隣に「気候変動対策 途上国を支援」「COP28で環境相」という記事。
・・日本技術や民間投資を通し途上国による排出削減目標の引き上げ・・支援策として人工衛星による温室効果ガス排出量の推計技術や早期警戒システムなどを提供・・
途上国ではいきなり原発は難しい。いずれ中国や韓国は原発輸出を狙っているとしても金額も張るしすぐには出来ない。
そんな国には日本のCO2低排出石炭火力はもってこいの筈。まぁ、中国としてはそんな事させたくないわね。化石賞の背後には中国がいるんでしょう。