晴れたり曇ったり

毎日空を見て暮らしています。良い天気の日もあるし曇ったり荒れたりする日もあるし、日々繰り返し。

防衛装備の輸出緩和 護憲=状況の変化を判断できない=守株  

 政府は防衛装備品の輸出ルールを定めた装備移転3原則と運用指針を改定。これを伝える中日新聞、1面、3面、社説とで記事にしてる。 

 

www.chunichi.co.jp この中でこう書いてるけれど、
                                                ・・輸出したパトリオットが第三国に提供されないことを米国に確認したと説明するが、米国が日本からの輸入で在庫を補った分、米国製のパトリオットウクライナに提供すれば、日本から迂回(うかい)輸出した形になる・・

 その通りですよ。 

 

 パトリオットミサイルは成果を上げている。 

 

  中日新聞は左翼の空虚な平和論に閉じこもって弾の飛んでこない安全な場所から屁理屈捏ねてるけどウクライナでは多数の死者を出してる。戦争が起きてる。

 侵略者のロシアにだって多数の戦死者が出てる。始まってから2年になろうとするのに終結の兆しは見えない。ウクライナが負ければその先にあるのは悲惨。

 一人ではロシアに立ち向かえないウクライナは欧米の支援がなければ戦えない。G7とEUは結束してウクライナ支援を表明。

 日本もその中に入ってる。岸田総理はウクライナを電撃訪問しゼレンスキー大統領と支援を約束してる。取り敢えずヘルメットとか防弾チョッキとかを送った。

 資金提供も約束した。だけどウクライナが国家の威信を保って戦争を終結させるにはそれだけでは不足しているものがある。

 対等に、それ以上に闘うための武器。具体的にはミサイル。パトリオットミサイル。だから誰が見たって判る公然の秘密の、武器をアメリカに向け輸出をする。

 戦争はイスラエルとガザにおいても勃発してるし新たな芽は台湾海峡にも生じてる。当然日本も巻き込まれる。その時に日本は9条があるからと知らん顔は出来ない。

 9条で戦争の現実に目を背けて来たけれどもうそれは通用しなくなってるほど世界はキナ臭い。現実を直視せざるを得ない時に来ている。

 

 いま青山繁晴の「戦・TELL-ALL BOOK」を読んでる。その12章に憲法9条について書かれた部分があって拾うと、安倍総理によってやっと成立した「安保法制」でさえ、
 
 ・・国民をどうやって護るかよりも、憲法に違反するかしないかが争われた・・

 ・・国会審議では与野党とも憲法について一切論ぜずマスメディアも無視した・・

 そして

 ・・103条に及ぶ長い憲法の中で国民と国家をどうやって護るかに触れているのは唯の1か所しかない・・

 ・・それが9条、武力の行使を永久に放棄すると、陸海空その他の戦力を保持しないと定めダメ押しで国の交戦権を認めないと断言してる・・

 

 これでどうやって国と国民を守れるのか。戦争はない方が良い事は判ってる。しかし日本が平和の理想を声高に叫んでも邪まな侵略国は隙を見せれば攻め込んでくる。

 前文に、

 ・・平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して、我々の安全と生存を保持しようと決意した・・

 諸国民とは誰か、今まわりを見よ、悪意に満ちて隙あらば奪おうとする国ばかりなのにどこをどう信頼するんだ、と急ごしらえのGHQ憲法の不全を指摘している。

 現実に世界で今起こっている事。それを直視せず平和理想論ばかり声高に云う欺瞞はもう止めないと。そして欠陥だらけの現行憲法を実効性のあるものに変えて行かないと国を奪われる。

 

 中国は尖閣沖で領海侵犯を繰り返すしロシアとつるんで編隊飛行したり艦隊を遊弋させたりして脅かしを掛けてる。

 北朝鮮はミサイル発射を繰り返しNHKは嬉しそうにそれを宣伝報道してる。さらに、北朝鮮は核開発に目の色変えて、どうやら次の段階へと進んでいる。 

www3.nhk.or.jp 

 この期に及んでボケてる暇はない、んだけど野党の反対と不作為で憲法審査は遅々として進まないね。護憲=守株=間抜け。