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社説「アベノミクスとの別れ」 財務省の云い分そのまま

 中日新聞土曜日の朝刊社説は「アベノミクスとの別れ」年の初めに考えたんだそうです。東京新聞も同じ社説。

 思うに中日の社説は名古屋じゃなしに東京で書かれてるんでしょうね。望月イソ子のいる東京新聞中日新聞の論説を支配してる。

www.chunichi.co.jp 

 つらつら読んでいくに、まぁ見出しに現れているようにこれは一連の「安倍下げ」キャンペーンの一環でしょう。死者に口なしだから悉くその実績、評価を下方修正し始めてる。

 曰く、

〇 アベノミクスとの決別は日銀にいま課せられている最大の使命だ。しかし難しい。

〇 困難な理由は政権が金融緩和の継続を望んでいるから。

〇 国債を発行すれば日銀が引き受ける図式、財源の心配なく政府にとって都合のいい政策。

〇 その結果野放図な歳出が横行、予算規模はとめどない膨張を続けている。

〇 日銀総裁は内閣が任命する。だから時の政府の意向を無視する事が出来ない。

〇 アベノミクスの第1の矢である大胆な金融緩和で株価は7千円台から3万8千円まで上昇。

〇 企業の内部留保は過去最高を更新。富裕層だけが儲け賃上げが物価高に追い付かず働く人は苦しい。

〇 上田氏は街を歩け、そうすれば消費の実態を感じる事が出来る。

 

 まぁ、これ読んで素人の私にもこれは財務省監修のテンプレがあってそれを記事にしてるなと思った。云ってる事まるっきり財務省の云い分。

 ハナからアベノミクスとの決別は日銀の課せられた使命だとアベノミクスを腐してる。

 株価が7千円話割り込んだのを3万円台に持ち上げたのはアベノミクスのお陰。これが第1の矢の成果。

 アベノミクスには3本の矢があってあとの2本は

 ② 財政政策、機動的な財政政策により需要の創出を図る。

 ③ 規制緩和等によって民間投資を促し成長戦略を描き景気を拡大する。

 この次のステップに進めなかった。何故か、消費税上げた事によって折角上向いた景気の腰が折られたから。アクセルを踏みながらブレーキを掛けてたという謂い。

 民主党政権で決まった増税の仕組みによって安倍総理は2度消費税増税を拒んだけれど国会で一度決まった事を覆す事が出来なかった。

 

www.kantei.go.jp

 この社説では2の矢、3の矢に触れていない。そこに触れれば景気を止めていたのは財務省だと判っちゃう。

 だから金融緩和が悪者であるかのように云ってその先を書かない。判ってて書かないんでしょう。

 財務省の都合の良い様な書かれている時点でこれは財務省のレクチャーだと見えてしまう。財務省の安倍憎しが滲み出ている社説だ。

 

 財務省はプライマリー・バランス、財政の均衡を墨守して赤字国債が増え続けていると云うけれど、赤字国債1千兆円を超えても別に財政は破綻していない。

 30年以上前から国債の赤字で破綻すると云い続けながらしていないわね。なのにブレーキを踏み続けてデフレから脱し得なかった。

 ブレーキを離せば景気が上向いて、インフレになったら、加熱しそうになったら増税なりのブレーキを踏めば良い事。

 安倍政権が、政治が、景気対策をしてデフレを脱局しようとしてたのを邪魔したのは財務省の財政規律主義だった。

 て事もうバレてるんだけどそれを認めようとしないね。そして新聞等マスコミを使って悪いのは政治で、安倍政治で、アベノミクスだって云いふらす。

 安倍総理が亡くなって反論出来ないのをいい事に悪口云ってる。

 

 

 今朝 7時2分 東の空。

 7時9分 顔を出す少し前。

 7時12分 顔を出した。