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自賠責改正 来年4月以降の賦課金の増額を検討

 今朝のNHKニュース、6時半からのニュースでは「おはBiz」という経済ニュースがあってそこで自賠責保険の値上げが報じられていました。 
 

 これは昨夜のニュース、保険料の増額を検討し年度内に具体的な額を決めるというもの。今朝の「おはBiz」ではこれについて至ってまともな解説。

 自賠責保険は、交通事故被害者のために用意された国の定める制度、任意保険に入ってない車による被害に対し一定限度内の保証をするというもの。対象は対人の傷害、死亡に限定。

 まともというのは、この自賠責保険の積み立て分が一般会計に流用され累計1兆円にもなる。本来はそれを返さなきゃいけないのに今年度は50億だかを返す程度。

 まともに返せば基金は7000億円に積み上がると解説。(正確を期すためNHKネットを検索したんですが記事がない。大体こんな内容でした)

 

 この自賠責の一般会計への流用はもう40年前くらいから云われていて知ってる人は知ってる事。テレビ東京YOUTUBE

 

 

 NHKニュースでは、重い障害が残った事故被害者支援としてるけれどこんなの目眩まし。いずれナァナァで財源に組み込まれ足らなくなったらまた増額は見えてる。

 自賠責は管轄が国土交通省だけれどそこから一般財源に組み込まれている訳で仕掛け人は財務省。もう財務省、国民から金を搾り取る事ばかり考えてますね。

 

 以前に必要があって損害保険の代理店資格を取り自賠責、任意保険を扱っていた事がありました。代理店集めての研修なんかもあって参加、そこで保険会社、日産火災でしたが、担当者に尋ねた事がありました。

 自身オートバイを何台も所有するライダーでしたから、以前からの疑問を聞いたわけです。当時自動2輪の自賠責は6万円超、車検毎に払う金額負担は大きかった。

 自賠責は対人のみの賠償保険、感覚的にいってもオートバイが対人事故を起こす割合は少ない。事故を起こしても殆どが自損事故、勝手に自分で転ける事故。

 対物もあるけれど対人事故はあまり聞かない。なのになんでこんなにオートバイの自賠責保険は高いのか。保険会社員の答えは、運輸省の統計で出してる数字だからそうなんでしょうというもの。

 まぁ、社員の人もよく判っていなかった。オートバイの事なんか、多分運転した事もないでしょうから関心もなく自賠責法で定められているから6万なにがしの料金設定で疑問も持たなかった。

 「イヤおかしい」とだけは云っておきましたが、それから数年たってからでしたか、オートバイの自賠責は劇的に安くなって、段階的に4万から2万円台。今は2年で13640円。

 つまりきちんと事故率から計算すればそんなものだった。あの6万円超はなんだったんだ。ひどい話です。その上実は自賠責会計は余裕がある。そこに目を付けられて一般会計へ回されていた。

 目的税が他へ流用されている。その上で屁理屈付けて増額が画策されている。自賠責は税金じゃありませんけどこうなったら税金と同じでしょ。

 こんなの見てたらそのうちNHK受信料も値上げされて他に流用されるNHK税になってしまうんでしょう。 

 

 金が足らない?だったら稼ぎましょう。稼げば税金も増収となる。なのに財務省は稼ぐ為の資金提供を渋って倹約、節約ばかりを云ってる。

 まぁこの辺はネットの請け売りなんですけど、過去にバカな民主党を使って(蓮舫事業仕分け)予算削りまくった事例があるし、緊縮しか考えてない経済音痴だって事はハッキリしてる。

 デフレが続く日本経済の対応策、ネット見れば各方面から積極財政がその解だろうという声が上がっているのに無視してる。

 デフレ継続、景気の悪化はどうも政治家の責任というより政治家を後ろで繰ってる財務省に原因がありそうですね。