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与那国町長 9条改憲を主張 国会議員が尖閣視察 憲法成立の経緯

 沖縄県与那国町は日本で一番台湾に近い島。それ故に台湾有事に関して現実的な危機感をもっている。

 だから手縛り憲法ではなく侵攻された場合即反攻出来るよう憲法9条を改正して欲しいと、都内で行われた憲法集会で発言したという沖縄2紙の記事。
  

ryukyushimpo.jp 

www.okinawatimes.co.j 
 「有事」に備え 与那国町役場、移転の条例案を可決 地下駐車場をシェルターとして活用検討、という記事もある。

  
 

 青山繁晴参院議員ら5人の国会議員、尖閣諸島周辺の海洋調査を行う。地元石垣市の中山市長の案内、中国海警局の艦船との生々しい攻防が動画に写ってる。 

www.youtube.com

 尖閣諸島の現況、

www.youtube.com

 

 こうした現実があるなかで5月4日の中日新聞社説。 

www.chunichi.co.jp

 2度と戦争を起こさない思いで今の憲法が出来た。

 9条に平和という言葉を入れた憲法を改正するな。

 武力でなく外交を駆使して平和を、という社説。

 

 一方でこの憲法制定を目の当たりにして貴族院の書記官だった小野寺五一氏は憲法記念日を屈辱の日としそれを日記に記していた。

 それを紹介する山田宏自民党参議院議員のX。
  

 

 

 日本国憲法はGHQが作ったもの、それを押し付けられたマッカーサー憲法だと憤る。そのあたり、憲法が出来上がる過程をまとめたNHKの映像。 

 平成19年2月10日の放送。

www.bitchute.com

 
 GHQだけが作ったものではなく敗戦後直ぐに憲法の草案作成に着手した人たちがいた。その中に中日社説にある鈴木義男氏もいた。

 番組を要約すると、

 ・憲法改正を目指した。

 ・草案を作った。

 ・それをGHQは評価した。

 ・これをベースにしてGHQが足らない処を指摘。

 ・憲法をどうやって守らせるか。それを入れれば十分に機能するとして修正しGHQの草案を作った。

 ・GHQが修正した草案を政府に手渡す。

 ・それを政府案として国会で審議、幾つか修正の後昭和21年11月3日に公布。

 
 

 そういう経緯、敗戦後の焼け野原を見て当時の国民、政治家、官僚、それぞれ戦争はもうコリゴリという思いのもとに出来た憲法

 加えて二度と日本が立ち上がれない様に手足を縛り改憲のハードルを高くし懲罰的意味も含んだGHQの意志のもとに出来上がった憲法

 

 日本は手を出せない事を判って中国は尖閣周辺でにやって来て尖閣は中国のものだ、日本は出て行けと示威行動を起こし尖閣は中国だと世界に向け主張。

 そこに話し合いの余地などない。一触即発。台湾有事も予想されるなか最前線与那国島町長の危惧は当然。

 手足を縛って平和しか云えないから却って中国は一線を越えて来る可能性がある。

 だったら憲法成立時の経緯はそれとして時代の変化に合わせ憲法を変えて行くべきだろう。

 

 (参考) 

www.yomiuri.co.jp

 

 最近畑道歩いてても野鳥にお目に掛かれない。

 珍しくもないスズメ、用水の側壁に止まっていたので一枚。