今朝の中日新聞社説、「違憲性を問い続けて 安保法制７年」・・安全保障関連法の成立が強行されたのは今から７年前。今年７月に銃撃され亡くなった安倍晋三首相の政権時だった・・
・・日本を「戦争できる国」に変えた安保法。戦争放棄、戦力不保持、交戦権の否認を明記した憲法九条に合致するのか、問い続けなければならない・・
なんで安倍総理が安保法制を成立させたのかと云えば、社説でも書いてるように、緊張が続く台湾情勢を踏まえ、軍事圧力を強める中国に対する抑止力を示しけん制する狙いがある。
まさにその通りで戦後７７年たって憲法制定時から世界情勢は大きく変わってる。中国が無理無体な横暴をくり返し周辺国を圧迫している。北朝鮮が核を持ち日本に向けミサイルを発射してる。
台湾を奪う意思を明確に示し日本の尖閣も中国のものと侵略する気配濃厚。北朝鮮が拉致被害者を返さないのも日本からの武力で取り戻すという武力を背景にした意思を持たないからなめてる。
中国も北もミサイルの照準を日本に向けて何時でも撃ち込める。撃たれりゃ、数撃たれりゃ迎撃ミサイルなんて間に合わない。撃たれないように相手をけん制する。
そうするために軍備を整える。それが抑止力。中日新聞のこの社説では、
・・平和国家として歩んできた日本はそれに乗じて「軍備」を増強するのではなく、緊張緩和に向けた外交努力こそ尽くすべきではないか。・・安保法は平和憲法のタガを外してしまったかのようだ。・・
日本には平和憲法があるんだから外交で紛争は避けよ。安保法制は憲法違反だって云ってますね。
一応中国の横暴は認めていながらそれを阻止するには平和憲法だ、９条を守れって云ってます。
これが判らない。自分ちの周りに武器持った強盗がウロウロしてるのに、「平和の家」と書いた紙を玄関に貼ってるから安全だって云うようなもの。
強盗に、この家に押し入ったら反撃されて返り討ちだからなって、押し込まれないように武器揃えようとしたら「平和のお守り」があるんだからそんな事するなと云ってる。
強盗はそんな紙切れ屁とも思わない。何時でも押し込める。押し込まないのは用心棒のアメリカさんが居候としているから。
それなのになんで中日新聞はこんな社説を書くんだろう。憲法にそぐわないのなら憲法変えれば良いだけでしょう。そう云えないのは、
① 戦後の平和教育が骨の髄までしみ込んでそのまま歳をとり柔軟な思考ができなくなってしまった。
② 現状を判ってはいるんだけれど、メンツがあるからこれまで書いてきた社説と反対の事を今さら書けない。
③ 中国様に逆らうといろいろ不都合があって本当の事は書けない。
④ 日本が嫌いで、とにかく日本を壊したいから。
⑤ その他
